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ワークスモバイル、音声・ビデオ通話へのゲスト参加に対応したビジネスチャット「LINE WORKS 3.2」

グループで共有できる「グループタスク」機能も追加

 ワークスモバイルジャパン株式会社(以下、ワークスモバイル)は9日、ビジネスチャット「LINE WORKS」の新版「同 バージョン3.2」を提供開始したと発表した。音声・ビデオ通話へのゲスト参加機能や、フリープランでのグループ通話対応といった強化が行われている。

 LINE WORKSは、LINEの兄弟会社であるワークスモバイルが開発・提供している、クラウド型ビジネスチャットサービス。チャットや音声/ビデオ通話を行える「トーク」機能、オンライン会議で利用する「音声・ビデオ通話」機能、掲示板で情報を共有できる「ホーム」機能、メール、カレンダーなどのグループウェア機能を搭載するほか、LINEとほぼ共通した使いやすいインターフェイスを備えているため、特別な教育をすることなく、直感的に利用できる点も特徴だ。

 今回の新版では、LINE WORKSユーザー間でのみ利用できた音声・ビデオ通話機能が、強化され、LINE WORKSのアカウントを持っていない人もゲスト参加できるようになった。これにより、相手がLINE WORKSのユーザーであるかどうかを気にせずに、音声やビデオによるミーティングなどを容易に行えるという。

 なお、ゲスト側もLINE WORKSアプリのインストールが必要で、インストール後にミーティングリンクにアクセスすると、名前を入力するだけでビデオ通話ミーティングに参加できる。招待していないゲストがミーティングに参加してしまった場合の対策として、主催者側が強制的にゲストを退出させる機能も搭載しているとのことだ。

 加えて、ビデオ通話ミーティング中に臨時のトークルームを利用し、チャット(トーク)や画像・ファイルの共有も行えるようになった。

 また、無料版(フリープラン)では従来、1対1の音声・ビデオ通話機能のみ利用できたが、今回のアップデートによって、複数人での音声・ビデオ通話が利用可能となった。フリープランでは、音声・ビデオ通話での最大参加人数が4名、最大通話時間が60分に制限される。ただし、有料版ユーザーが開始した音声・ビデオ通話ミーティングにフリープランユーザーが参加する場合は、有料版の設定値が適用されるとした。

 このほか今回は、これまで個人の間でのみ利用できたタスク機能が強化され、グループトークルームで共有可能な「グループタスク」の作成を行えるようになった。このグループタスクを利用すると、「誰が」「どの仕事を」「いつまでにする予定なのか」といったことを、メンバー同士で把握可能になる。