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ビジネスチャット「LINE WORKS 3.3」、勤務状態を表示するステータス機能を強化し多様な働き方をサポート

ビデオ通話機能の強化やカレンダー機能の改善なども実施

 ワークスモバイルジャパン株式会社(以下、ワークスモバイル)は20日、ビジネスチャット「LINE WORKS」の新版として、「同 バージョン3.3」をリリースしたと発表した。ビデオ通話機能の強化やカレンダー機能の改善、自分の勤務状態などを表示できる「ステータス」のカスタマイズ対応などを行っている。

 LINE WORKSは、LINEの兄弟会社であるワークスモバイルが開発・提供している、クラウド型ビジネスチャットサービス。チャットや音声/ビデオ通話を行える「トーク」機能、オンライン会議で利用する「音声・ビデオ通話」機能、掲示板で情報を共有できる「ホーム」機能、メール、カレンダーなどのグループウェア機能を搭載するほか、LINEとほぼ共通した使いやすいインターフェイスを備えているため、特別な教育をすることなく、直感的に利用できる点も特徴だ。

 今回の新版では、まず、ステータスのカスタム機能と自動応答メッセージの適用範囲の拡張により、同僚の状況をすぐに把握できるようにした。LINE WORKSのマイプロフィール画面では、従来、「離席中」「不在」など4種類のステータスが設定可能だったが、今回より、追加で6種類のステータスを企業の業態やポリシーに合わせてカスタム、追加できるようにした。

 これにより、出社と在宅のハイブリッド勤務を導入していたり、勤務場所が多拠点にわたってたりする場合でも、アイコンを確認するだけで、同僚の予定や状況の把握を行えるようになるという。

 一方の自動応答メッセージはこれまで、LINEユーザーとの1:1のトークルームのみ利用可能だったが、社内メンバーとの1:1のトークルームでも利用できるようになり、ステータスと組み合わせることで、予定の把握がさらに簡便になったとしている。

 また今回は、音声/ビデオ通話機能が強化され、iOSアプリでは、ビデオ通話機能においてモバイルからの画面共有が可能になった。モバイルで撮影した写真の確認や複数名での動画視聴などを行えるので、PCがなくとも、使い方の幅が広がるとしている。

 さらに、通訳が入るミーティングに対応するため、同時通訳を可能にする通訳者機能を提供開始した。ミーティングリンク(ビデオ会議用のURL)を作成する際に、通訳者機能の利用有無を選択し、参加者の中から通訳者を選択できる。通訳者が言語ボタンで切り替えながら同時通訳を行うことで、参加メンバーはあらかじめ選択した言語のみを視聴可能だ。

 このほか、カレンダー機能において、業務で利用する設備や備品を登録・管理可能な「設備」項目へのアクセス性を向上させ、設備管理機能を使いやすくしている。具体的には、モバイル版のカレンダートップ画面に「設備の予約」ビューが追加されたため、目的の設備に対してすぐアクセス可能なほか、予約状況を一覧で確認できる。