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LINE WORKSのチャットからWebexの機能が利用可能に、ビデオ通話や資料共有など

 ワークスモバイルジャパン株式会社(以下、ワークスモバイル)とシスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)は13日、ワークスモバイルのビジネスチャット「LINE WORKS」とシスコのWeb会議サービス「Webex」が連携開始したと発表した。

 LINE WORKSは、一般に広く利用されているコミュニケーションアプリ「LINE」の使いやすさを踏襲した、法人向けのクラウドチャットサービス。ビジネスチャットや音声/ビデオ通話を行える「トーク」機能、掲示板で情報を共有できる「ホーム」機能、メール、カレンダーなどのグループウェア機能を搭載している。また、LINEとの相互接続機能を提供しており、ツールの垣根を越えてコミュニケーションを行える点も特長だ。

 今回の強化では、LINE WORKSのチャットから、ビデオ通話、資料共有といったWebexの機能がそのまま利用できるようになった。LINE WORKS、およびLINE WORKSと外部トーク連携したLINEのユーザーは、Webexのアプリケーションをダウンロードすることなく、ビデオ通話や資料共有をはじめとした機能を用いてコミュニケーションを行えるという。

 ビデオ通話は、チャットにてビデオ通話URLを共有することですぐに開始でき、ビデオを開始する前にプレビュー画面で自分の姿を確認することも可能。複数での参加にも対応しており、参加者リストから誰が参加しているかの確認を行えるとした。

 また録画機能も可能で、商談・説明時の記録やメモの代わりとして活用し、いつでも都合の良い時に見直すことができる。なお、録画データはクラウド上に保存され、パスワードによって保護される。

 なお、この連携は「LINE WORKS Webex Meetings 連携Bot」によって可能になり、参考価格は、100ユーザーで月額19万5000円。Botのインストールマニュアルや、Bot連携に関連するFAQ集も提供される。

 今後は、AIによるノイズ除去、ホワイトボード、ライブ翻訳などの新機能がLINE WORKS上でも利用可能になる予定とのこと。