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ワークスモバイル、最適化された「LINE WORKS API 2.0」を開発者向けに提供

 ワークスモバイルジャパン株式会社(以下、ワークスモバイル)は4日、ビジネスチャット「LINE WORKS」とのAPI連携による機能開発を行う開発者向けに、「LINE WORKS API 2.0」を提供開始したと発表した。

 LINE WORKSは、LINEの兄弟会社であるワークスモバイルが開発・提供している、クラウド型ビジネスチャットサービス。チャットや音声/ビデオ通話を行える「トーク」機能、オンライン会議で利用する「音声・ビデオ通話」機能、掲示板で情報を共有できる「ホーム」機能、メール、カレンダーなどのグループウェア機能を搭載するほか、LINEとほぼ共通した使いやすいインターフェイスを備えているため、特別な教育をすることなく、直感的に利用できる点も特徴だ。

 ワークスモバイルでは、このLINE WORKSとの連携機能を開発する開発者向けにLINE WORKS APIを提供してきたが、今回は構造を統一し、より利用しやすく、最適化された新たなAPIとして、LINE WORKS API 2.0を新たにリリースする。

 この新版は、すべてのAPIが直観的でシンプルなRESTful APIとなっているほか、認可プロセスの独自仕様を廃止してOAuth 2.0に準拠したため、より簡単にAPIが利用可能になったという。

 また、ファイルのアップロード/ダウンロードAPIが統合されたことに加え、ユーザーや組織・グループなどのリソースに不変的でユニークなリソースIDの発行に対応。APIのリクエストパスにおいては、リソースIDや「me」もユーザー識別子として使用可能にしている。さらに、無料版(フリープラン)で利用できるAPIの拡充や、すべてのAPIへのRate Limit設定も行われた。

 一方で、新たなAPIとしてユーザーステータス設定APIを追加。管理者画面APIの利用ブラウザ設定以外のAPIは廃止された。

 なおLINE WORKS API 2.0を使用するには、Developer Consoleにアクセスし、左側のメニューの「API 2.0」を選択してアプリを追加する必要がある。また現行のLINE WOKRS API 1.0は提供終了する予定で、時期については、5月ごろに発表する予定。