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ビジネスチャット「LINE WORKS」がアップデート、アカウントを切り替えながらの利用に対応

LINEユーザー同士で利用している既存グループトークにも参加可能に

 ワークスモバイルジャパン株式会社(以下、ワークスモバイル)は5日、ビジネスチャット「LINE WORKS」のメジャーアップデートをリリースしたと発表した。今回のアップデートは「使い方が広がる」がテーマ。モバイル版アプリでのマルチアカウント管理やLINE上のグループトークへの参加などに対応したという。

 LINE WORKSは、LINEの兄弟会社であるワークスモバイルが開発・提供している、クラウド型ビジネスチャットサービス。チャットや音声/ビデオ通話を行える「トーク」機能、掲示板で情報を共有できる「ホーム」機能、メール、カレンダーなどのグループウェア機能を搭載するほか、LINEとほぼ共通した使いやすいインターフェイスを備えているため、特別な教育をすることなく、直感的に利用できる点も特徴という。

 今回のアップデートでは、モバイル版アプリにおいて、最大5つまでのマルチアカウント管理に対応した。これは、兼業や副業を持つパラレルワーカー、またはボランティアや地域活動など複数の活動の場を持つユーザーがLINE WORKSを利用することを考慮したもの。モバイル版アプリから複数のアカウントに並行してログインを行え、最大で5つのアカウントを切り替えながらLINE WORKSを利用できる。なお、操作中のLINE WORKSアカウント以外のアカウントでも、メッセージや通話を受信した際の通知を受け取れるとのこと。

 また、前回のアップデートから引き続いて外部トーク連携機能の強化を実施し、LINE WORKSからLINE上のグループトークに参加できるようになった。LINEユーザー同士ですでに作成されているグループトークへ参加可能なため、LINEユーザーとのコミュニケーションを行う場合に、別途トークルームを作成する必要がなくなったという。なお、通話、画面共有、通訳などの機能は利用できない。

 このほか、操作性向上のため、サービス全体で統一性のあるレイアウトにデザインを変更。全サービスにおけるアイコンデザイン、配置位置の統一を実施したほか、ブラウザ版では、モニターの解像度に合わせて表示幅が変わるレスポンシブル表示をサポートしている。さらに、ブラウザ版とモバイル版で異なっていた各サービスでの操作性を統一したとのこと。