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ビジネスチャット「LINE WORKS 3.5」、利用者の“できたら良いなぁ”に応える機能強化を実施

トークの使い勝手向上、ビデオ会議へのホワイトボード機能の追加など

 ワークスモバイルジャパン株式会社(以下、ワークスモバイル)は13日、ビジネスチャット「LINE WORKS」の新版「同 バージョン3.5」をリリースしたと発表した。利用者からの“できたら良いなぁ”の声に応えて、トーク機能の使い勝手向上、リプライ機能の拡張などを行ったという。

 LINE WORKSは、LINEの兄弟会社であるワークスモバイルが開発・提供している、クラウド型ビジネスチャットサービス。チャットや音声/ビデオ通話を行えるトーク、オンライン会議で利用する音声・ビデオ通話、掲示板で情報を共有できるホーム、メール、カレンダーをはじめとしたグループウェアなど、さまざまな機能を搭載するほか、LINEとほぼ共通した使いやすいインターフェイスを備えているため、特別な教育をすることなく、直感的に利用できる点も特徴となっている。

 今回の新版では、まず、トーク機能の使い勝手が向上した。トークで複数の画像を送信した場合、従来は1つずつ画像が表示されてしまうため、過去のトークを遡りづらくなる、画像を保存するまでのステップが煩雑になるといった課題があったが、今回より、複数の画像を送信する場合、選択した画像がタイル上に並んだ形式でまとめて送信されるように変更された。こうした改善により、一括での保存、トーク以外の他サービスへの転送も簡単に行えるとのこと。

複数の画像がタイル状に並んだ形式でまとめて送信でき、一括での保存、トーク以外の他のサービスへの転送も簡単に行うことが可能に

 加えて、リプライ機能の拡張により、外部のLINE WORKSどうしのトーク(外部トーク連携機能)にもリプライが可能になったことから、顧客や取引先とのコミュニケーションの円滑化を図れるとしている。

 このほかトーク機能では、モバイル版のトーク画面からもグループ情報が確認可能になった。グループの概要や目的を入力しておくことで、新しくグループに参加したメンバーも招待された意図など理解でき、情報が整理されやすくなる。

画像左、中央:外部の「LINE WORKS」どうしのトーク(外部トーク連携機能)にもリプライ機能を拡張 画像右:モバイル版のトーク画面からもグループ情報が確認可能に

 また、ビデオ会議中に使用できる新機能「ホワイトボード機能」により、キャンバスに図やイメージを描いたり、投影した資料に直接メモを書き込んだりできるようになった。編集ツールとして、手書きのペンや図形の挿入、テキスト入力の機能が提供され、参加者による同時編集も可能なため、ビデオ会議をさらに円滑に進められるとしている。なおAndroid版ではホワイトボードの開始は行えないが、ホワイトボードの閲覧および共同編集は可能になっているとのこと。

ホワイトボード機能

 さらに、アンケート機能では、複数メンバーでの共同作業ができるようアンケートの共同管理機能が追加された。従来は、アンケートの作成者本人に対してのみ編集権限が付与されていたが、新機能では、最大20人までアンケートの編集メンバーを指定できる。

 加えて、スケジュール管理機能である「カレンダー」において、カレンダーの作成や共有などの一部機能はPC版からの操作が必要だったが、これをモバイル版アプリでも行えるようアップデートが行われている。メールの送信確認機能においても、グループのメーリングリストに含まれる各メンバーの既読確認がモバイル版アプリから行えるようになった。