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エンカレッジ、ネットワークレベルの制御でアクセスをコントロールする特権ID管理ソフト「ESS AdminONE V1.5」
2026年2月20日 15:39
エンカレッジ・テクノロジ株式会社は、特権ID管理ソフトウェア「ESS AdminONE」の新版として、新たな制御方式に対応した「V1.5」を4月より販売開始すると発表した。
ESS AdminONEは、コンピュータシステムに対してあらゆる権限を有する“特権ID”を適切に管理することで、内外のセキュリティ脅威からシステムを守り、システム運用の安全と安定稼働を支援するソフトウェアである。
同製品はこれまで、特権IDの管理方式として、対象システムのパスワードを掌握・管理し、許可されたユーザーが許可された期間のみアクセスできるように認証自体を制御する「パスワード管理方式」を採用していた。今回の新版では、従来の方式に加えて、ネットワークレベルの制御でアクセスをコントロールする「ノード管理方式」に対応する。
具体的には、1)RDPやSSH通信をAdminONEサーバー経由のみ許可することでネットワーク制御を実現する「ゲートウェイ構成」、2)「OA Access Control」機能(後述)を有効にすることでネットワーク制御を実現する「貸出ツール構成」――の2つを利用できる。
1)は、アクセス元をAdminONEサーバーに限定する設定により、PCなどからの直接アクセスを禁止する方式で、一方の2)では、アクセスを許可したユーザー(貸出ツール)だけがネットワーク的に到達可能になる方式。これらの方式を利用することにより、パスワード管理方式では管理が難しかったシステムや環境においても、特権アクセス管理を実現できるようになったという。
また、貸出ツール構成で利用する前述の機能「OA Access Control」が新たに提供される。同機能では、アクセス元から対象システムへ特権操作を行う際に用いられるRDPやSSHなどのプロトコルに対し、平常時は対象システムへの接続を遮断しアクセスを許可しないよう制御するが、正規の手続きを経て利用が許可されたユーザーが対象システムに接続する場合に限り、制御を一時的に解除し、アクセス可能にするものだ。
この仕組みを従来の「パスワード管理方式」と併用することで、パスワード管理による認証制御とネットワークレベルのアクセス制御を組み合わせた、より強固なアクセス管理を実現するとのこと。
このほか今回は、管理対象システムとしてRed Hat Enterprise Linux 10、AlmaLinux 10、Rocky Linux 10、Oracle Linux 10などのOSに対応したほか、監査データのCSV出力機能の強化、使い勝手の向上といった改善・強化が行われる。
なお、ESS AdminONE V1.5の提供開始に合わせて、新エディション「ネットワークノードエディション」と、新オプション「ネットワークアクセス制御オプション」も提供が開始される。
ネットワークノードエディションは、管理対象システムの管理方式として「ノード管理方式」のみを利用可能なエディション。最上位エディションの「エンタープライズエディション」と同様、全機能を利用できるが、価格は中間グレードの「スタンダードエディション」相当に抑えられているため、ノード管理方式のみを利用する場合のコストパフォーマンスを高めているとした。
想定価格は、永久ライセンス方式で管理対象システム50ノードの場合は440万円(保守費用別途)、年間ライセンス方式で管理対象システム120ノードの場合は年間380万6000円となる。
ネットワークアクセス制御オプションは、「OA Access Control」機能を利用する場合に必要となるオプションで、管理対象システムのうちOA Access Controlを利用するシステムのノード数分の購入が必要となる。価格は、永久ライセンス方式で対象システム50ノードの場合は150万円、年間ライセンス方式で対象システム120ノードの場合は年間128万4000円となる。

