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高性能サーバー運用企業の74.7%が冷却に課題、キヤノンITS調査
2026年2月20日 06:30
キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は19日、高性能・高負荷サーバー運用・検討企業のIT基盤責任者111人を対象に2025年12月に実施した、「高性能サーバー導入における「液冷」の認知と選択実態調査」のレポートを公開した。
AI・HPCの普及により高性能サーバーの発熱量が増加し、従来の空冷方式では冷却が追いつかない課題が企業で顕在化している。一方、液冷方式への関心は高いものの、導入や運用には専門知識や設備投資が必要となることから、それらが障壁となっている可能性が考えられるとして、キヤノンITSでは企業の実態把握とニーズ明確化を目的とした調査を実施した。
AI・機械学習、データ分析、HPCなどに向けた高性能サーバー・GPUサーバーの冷却に関して、課題を感じているかという質問では、「大きな課題を感じている」が37.8%、「ある程度課題を感じている」が36.9%で、7割以上が課題を持っていると回答した。
また、液冷サーバーを自社運用する場合に懸念する点(複数回答)については、「液冷サーバーの運用・メンテナンスに専門知識が必要なこと」が64.0%で最多となり、「設備投資(配管工事、冷却設備、電源改修など)のコストが高いこと」が51.4%、「設備工事が完了するまでの期間が長いこと」が47.7%となった。
そのため、液冷方式サーバーに対応したデータセンターハウジングの利用を検討する企業は84.6%に上り、専門性を外部に委ねたいというニーズが高まっていると分析。液冷サーバーの普及には、技術に加え、安全で確実な運用を支えるサービス提供の重要性が示唆されたとしている。
キヤノンITSでは、ITインフラサービス「SOLTAGE」のブランドのもと、液冷サーバー導入の課題に対するソリューションとして、液冷サーバー対応のハウジングサービスを西東京データセンターにて提供しており、短納期でGPUサーバー・HPCサーバーに適したITインフラ環境を整備できるとしている。


