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ワークスモバイル、LINEのAI技術ブランド「LINE CLOVA」との協業を強化

経費精算の支援ソリューションなどを開発へ

 ワークスモバイルジャパン株式会社(以下、ワークスモバイル)は29日、LINE株式会社のAIテクノロジーブランド「LINE CLOVA」との協業を強化すると発表した。ビジネスチャットとLINE、AIを活用した企業向けソリューション開発を促進するという。

 LINEの兄弟会社であるワークスモバイルでは、ビジネス版LINEともいえるビジネスチャット「LINE WORKS」を開発・提供している。このツールでは、チャットや音声/ビデオ通話を行える「トーク」機能、掲示板で情報を共有できる「ホーム」機能、メール、カレンダーなどのグループウェア機能などが提供されているほか、LINEとほぼ共通した使いやすいインターフェイスを備えているため、特別な教育をすることなく、直感的に利用できる点も特徴になっているとのこと。

 一方、LINEのAIテクノロジーブランドであるLINE CLOVAでは、チャットボットやOCR(文字認識)、音声認識・音声合成、画像認識などのAI技術をはじめ、音声応対AI「LINE AiCall」などの提供を行っている。

 今回は、LINE WORKSにLINE CLOVAが保有する各種AI技術を組み合わせ、新たな企業向けソリューションの開発・提供を行っていくことが発表された。

 具体的には、LINE WORKSと、LINE CLOVAの文字認識技術「CLOVA OCR」を組み合わせ、LINE WORKSのトーク上に領収書やレシート写真をアップロードするだけで、必要な文字情報が自動登録され、経費申請書記入の手間を軽減する仕組みなどを実現していくとのことだ。