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デロイト トーマツとシェルパ、ESG課題などのエンゲージメント活動を生成AIで支援するサービスを提供
2026年2月20日 12:05
合同会社デロイト トーマツとシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下、シェルパ)は18日、金融機関が投融資先企業とのESG課題をはじめとするエンゲージメント活動をより効率化・高度化できるよう、生成AIを活用した新サービスの提供に向けて協業契約を締結したと発表した。これにより、シェルパが提供する新サービス「SmartESG Clarity」を基盤とした金融機関向けサービスの提供を共同で開始する。
サービスでは、AI技術を活用したエンゲージメント活動支援プラットフォーム「SmartESG Clarity」をシェルパが提供し、デロイト トーマツがその導入を支援することで、金融機関の投融資業務におけるESGをはじめとするエンゲージメント活動の課題解決を目指す。エンゲージメント活動とは、投融資先企業に対して、ESG課題への対応など企業価値の向上や持続的成長に向けた対応を、対話や働きかけを通じて促す活動を指す。
サービスにより、投融資先企業の統合報告書や有価証券報告書等の開示情報の自動収集・分析から、対話準備・議事録作成・ナレッジ化まで、金融機関によるエンゲージメント活動のプロセス全体の効率化・高度化を支援する。金融機関の責任ある行動に関する信頼性向上に貢献するとともに、投融資先企業のESG課題への取り組みを促進する。
サービスではエンゲージメント活動にかかる業務の標準化が可能で、エンゲージメント先企業単位の管理情報セットを自動生成することで、誰が担当しても同じ基準で業務を進められる体制を構築し、属人性を排除できる。
現状分析プロセスの自動化による業務効率化が可能で、業務プロセス中の複数の関連部署にまたがるESG情報の収集から分析、対話準備までの業務をAIが支援し自動化する。作業の重複や手作業を減らし効率化する。
AIベースの洞察による質の高いエンゲージメント活動を実現でき、AIが重点テーマごとに公開情報を抽出し、推奨質問リストや論点を自動生成することで、深いインサイトに基づく質の高い対話や意思決定を支援する。
対話情報の一元化と報告業務の簡素化もでき、対話の論点や質問内容、議事録、根拠資料などのエンゲージメント履歴を投融資先企業ごとに一元管理し、次の対話に活用可能な形でナレッジ化する。
既存業務への効果的な導入支援として、既存業務プロセスを踏まえながら、SmartESG Clarityのポテンシャルを組織的に十分に引き出すアドバイスを行い、単なるツール利用を超えた付加価値を提供する。
デロイト トーマツは、金融業界のサステナビリティ実務に関する豊富な知見を生かし、より効果的なソリューション導入を支援するだけでなく、各社のニーズに合わせたデータ管理基盤や関連規定・マニュアル、体制などの業務プロセス整備を支援する。導入後もシェルパとの協業により、ESGインテグレーションや情報開示、投融資先企業との対話活動の支援など、金融機関のESG経営支援における総合的なアドバイザリーサービスを提供する。
