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ビジネスチャット「LINE WORKS」新版、管理者画面やトークルーム内メニューを再設計

 ワークスモバイルジャパン株式会社(以下、ワークスモバイル)は25日、ビジネスチャット「LINE WORKS」のメジャーアップデートをリリースしたと発表した。

 LINE WORKSは、LINEの兄弟会社であるワークスモバイルが開発・提供している、クラウド型ビジネスチャットサービス。チャットや音声/ビデオ通話を行える「トーク」機能、掲示板で情報を共有できる「ホーム」機能、メール、カレンダーなどのグループウェア機能を搭載するほか、LINEとほぼ共通した使いやすいインターフェイスを備えているため、特別な教育をすることなく、直感的に利用できる点も特徴という。

 今回のアップデートでは、リモート中心の働き方が継続する中で、ユーザーにとって少しでも使い勝手を向上すべく、サービスのデザイン設計を見直したという。

 具体的には、LINE WORKSの機能増加を受け、管理者画面において目的の設定項目を探すことがやや困難になりつつあったことを考慮し、管理者画面のリニューアルを行った。メニュー配置の変更やピクトグラムの追加など視覚的な改善を行う一方で、よく閲覧される情報を掲載したトップページの設置など、新たに管理者になった人にも分かりやすいように、画面構成のデザインを一新している。

 なお、既存の管理者がとまどわないよう、一定期間は従来の管理者画面も継続して利用でき、管理者のペースに合わせて移行を行えるとした。

新しい管理者画面

 このほか新しい管理者画面においては、LINE WORKSと連携できるサービスを紹介する新機能「アプリディレクトリ」も追加された。各サービスと連携すると、トークから他社のサービスやツールの情報取得や操作が行えるようになるなど、さらに業務を効率化できるとのことだ。

 2つ目は、モバイル版アプリにおける、トークルーム内メニューの再設計。モバイル版アプリのトークルーム右上のメニューでは、従来、アイコンが並列表示されていたことにより、設定と機能の判別に迷ったり、ノート/予定/フォルダのチーム/グループ機能に気づきにくかったりしたという。

 そこで、各設定/機能に合った情報表示に変更することによって、視覚的に分かりやすくした。また、現行の設定値を表示することにより、情報確認のためだけの画面遷移も不要となっている。

新しいトークルーム内メニュー

 3つ目の改善は、ビデオ通話/画面共有の機能拡張。前回のアップデートに引き続き、リモート中心の働き方でストレスなく利用できるように機能強化を行った。ビデオ通話では、通話前にカメラ/マイクの設定やON/OFFの選択が可能になったほか、画面共有では、自分以外のすべてのメンバーをミュートに設定できる機能を追加するといった変更が行われている。