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IDCフロンティアとBBIX、各地のデータセンターにクラウド基盤を分散配置する「OCX Compute Fabric(OCF)」を提供
2026年2月19日 16:37
株式会社IDCフロンティアとBBIX株式会社は18日、BBIXのクラウド型ネットワークサービス「OCX」を活用して、各地域のデータセンターにクラウド基盤を分散配置する「OCX Compute Fabric(以下、OCF)」を提供開始した。
両社はサービス開始の背景として、企業のクラウド利用が進み、メガクラウドへの移行が一般化する一方で、メガクラウドの主要リージョンは大都市圏に集中していることから、地方の企業では物理的距離に起因する通信遅延が発生しやすく、メガクラウドへの移行が最適ではないケースがあるといった課題が顕在化していると説明する。また、データ主権(ソブリン)の観点からも、メガクラウドの利用が制約されるケースもあるという。同時に、各地域のデータセンター事業者や通信事業者、SIerが、こうした企業の受け皿となるインフラを自社で保有・維持し続けることは、コスト面や運用面で大きな負担となっているとしている。
こうした課題に対し、OCFは、各地域のデータセンター事業者や通信事業者、SIerがインフラ設備を自社で保有することなくクラウドサービスを展開することを可能にし、メガクラウドでは十分に対応しきれない地域における低遅延やデータ主権のニーズに応える、実効性の高いサービスだとしている。
OCFでは、VMwareソフトウェアを用いたクラウドサービスの開発・運用を長年手がけてきたIDCフロンティアが、コンピュート、ストレージ、ネットワーク、セキュリティを統合管理できる「VMware Cloud Foundation(VCF)」を基盤に採用し、安定性と拡張性を両立したクラウドプラットフォームを提供する。
さらに、BBIXが提供するデータセンター間の高速/閉域ネットワークであるOCXにより、各地域のデータセンターにクラウドサービスを分散配置できる。
各地域のデータセンター事業者などは、OCFを自社の商材としてエンドユーザーに再販できるほか、他の事業者が登録したOCFのリソースを相互に利用できる。リソースの調達から顧客の契約管理までのさまざまな操作はOCFの管理画面で完結でき、スムーズな事業展開を実現する。
2026年2月時点でOCFの導入済み/導入予定事業者としては、株式会社アクトシステムズ、株式会社石川コンピュータ・センター、株式会社オーイーシー、株式会社大崎コンピュータエンヂニアリング、鉄道情報システム株式会社(JRシステム)、株式会社トークネット、北電情報システムサービス株式会社、北陸通信ネットワーク株式会社、株式会社QTnetが挙げられている。
IDCフロンティアとBBIXは、今後もOCX Compute Fabric(OCF)を通じて、日本のDX推進と地域経済の活性化に貢献していくとしている。

