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NTT-ATが「WinActorシナリオセンタ」を設立、エンタープライズ向けシナリオの開発・提供を図る

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)とNTT-ATテクノコミュニケーションズ株式会社は11日、4月1日付けで「WinActorシナリオセンタ」を新設したと発表した。なお同センターの運営には、株式会社アルファシステムズ、株式会社ジェイエスピー、ソーバル株式会社がパートナーとして参画する。

 NTT-ATでは自社のDXに関する取り組みとして、RPAツール「WinActor」を活用した基幹システムのクラウド化(SAP S/4 HANA Cloud Multi-tenant-edition)を完了し、自社内で運用開始しているほか、Web請求書発行システム「楽楽明細」、物品管理クラウドサービス「Convi.BASE」と基幹システムをWinActorによって連携し、請求書発行業務や資産管理業務の効率化を実現している。

 またWinActorシナリオの動作環境として、NutanixのHCI「NXシリーズ」と管理ツール「WinActor Manager on Cloud」で集中管理する仕組みを構築し、複数シナリオ管理の効率化・省スペース化を図るといった取り組みも行っているとのこと。

 今回は、こうした自らのDXへの取り組みで培った知見を生かし、DX支援ソリューションビジネスの強化・拡大を図るため、協力各社とともに、ユーザー企業へ高度なWinActorシナリオを提供する「WinActorシナリオセンタ」を新設した。

 同センターは、NTT-ATが定めた一定以上の高度シナリオ開発スキルを有する技術者で構成されており、システム間連携やシステム移行、クラウドサービス「WinActor Cast on Call」用シナリオなど、さまざまなエンタープライズ向けシナリオを開発・提供するとしている。