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NTT-AT、クローズド環境下にてWinActorとServiceNowを連携させるアプリ「WinActor Scenario Controller for VPN」

「ServiceNow Store日本版」で提供

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は、専用線/VPNなどクローズドな環境を利用している企業向けに、RPAツール「WinActor」とデジタルワークフロー「ServiceNow」の連携アプリケーション「WinActor Scenario Controller for VPN」を発表した。ServiceNowのISVパートナーなどが開発したアプリケーションを販売するストア「ServiceNow Store日本版」にて提供する。

 WinActor Scenario Controller for VPNは、ServiceNowのUIから、専用線/VPNなどクローズド環境下で運用されているWinActorに対して、シナリオの実行指示、実行結果の確認などを行えるアプリケーション。ServiceNow上のUIでWinActorのシナリオ/端末情報を一元管理できる。

 また、ServiceNowのUI(ユーザーインターフェイス)上でWinActorのシナリオ/端末の一元管理を行うため、これまでは台数が増えるごとに煩雑になっていた、クローズド環境下にあるWinActorのシナリオ実行管理を簡単に行えるようになるとのこと。

 なおNTT-ATは、自らのDX(デジタルトランスフォーメーション)による業務効率化推進の一環としてServiceNowを自社導入し、WinActorとServiceNowの連携により、さまざまな業務の効率化および品質向上に取り組んできた。また、その中での取り組みで得た知見や技術力を生かして、社内のサービスオーダー業務のさらなる効率化を実現するとともに、ほかの企業でもその成果を利用できるよう、連携アプリケーションをServiceNow Storeで公開している。

 今回が提供開始されたWinActor Scenario Controller for VPNも、そうした取り組みの一環であり、第1弾として提供されている「WinActor Spoke for ServiceNow」に続く2本目の連携アプリケーションとなる。

 NTT-ATでは今後も、社内各業務フローにおけるServiceNowの適用分野を拡大するとともに、その成果を「ServiceNow Store日本版」を通じて提供するなど、さらなる取り組みを進める考えだ。