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NTT-ATのRPAツール「WinActor Ver.7.1.1」、言語非依存化機能により多言語環境での活用を支援

10月より国内外で販売開始

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は30日、RPAツール「WinActor」において、日本語・英語における言語表示切替機能と言語非依存化機能を搭載した新版「同 Ver.7.1.1」を発表した。10月1日から国内外で販売開始する。

 WinActorは、NTTアクセスサービスシステム研究所で研究開発された技術をベースに、NTT-ATが製品化した純国産のRPAソフトウェア。WindowsアプリケーションやWebアプリケーションで行うさまざまな操作を「シナリオ」として記録し、自動化することができる。

 今回の新版では、日本語・英語を対象に、WinActor画面のメニューより表示言語を切り替える「言語表示切替機能」を搭載。さらに、言語非依存化機能を新たに利用可能にした。

 Windows標準のアプリケーション名は使用言語に依存するため、従来は、WinActorを動作させるWindowsの言語に応じて、アプリケーション名などによるウィンドウの識別ルールを手動で修正する必要があったが、言語非依存化機能によってウィンドウの識別ルールを自動変換可能としたことで、日本語で作成したシナリオを英語Windows環境で、あるいは英語で作成したシナリオを日本語Windows環境にて、そのまま利用できるようになったという。

 また、ユーザーが利用している独自のアプリケーションについても、変換辞書を手動で設定することにより、Windows標準のアプリケーションと同様の変換を行えるとのこと。こうした仕組みにより、国内外に拠点を構える企業において同じ内容のシナリオが利用可能となったため、利用企業は、より効率よく業務の自動化を推進できる。

 なお今回は、英語のライブラリとマニュアルを整備するなど、海外の企業にも利用してもらえる準備が整ったとのことで、今後は海外向けにも積極的に販売するとしている。

 価格は従来と変更なく、ノードロックライセンスの場合、フル機能版が90万8000円、実行版が24万8000円。フローティングライセンスはオープン。