ニュース

NTT-ATとラクスが提携、「WinActor」と「楽楽明細」の連携で帳票発行業務の自動化目指す

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)と株式会社ラクスは12日、NTT-ATのRPAソフトウェア「WinActor」と、ラクスのWeb帳票発行システム「楽楽明細」の連携を目指して協業すると発表した。

 NTT-ATは自社でWinActorを活用し、基幹システムと他サブシステムとのシステム間連携、また既存システムからのデータ移行を6カ月間で実施し、「SAP S/4 HANA Cloud Multi-tenant-edition」を用いた基幹システムのクラウド化を実現している。

 また、楽楽明細の導入と基幹システム連携により、煩雑になっていた公印発行管理の集約、請求書発行に伴う大量の紙印刷の削減なども実現したとのことで、同社では、こうした自らの先進事例をWinActorおよび楽楽明細のユーザーに提供するため、ラクスとの協業により連携ソリューションの提供を行っていくという。

 具体的には、WinActorを用いて、企業が運用している基幹システムなどから帳票出力用データを抽出して楽楽明細へ登録し、帳票を出力するまでの、一連の帳票発行業務を自動化する仕組みの提供を目指すとした。

 現在は、WinActorの楽楽明細用サンプルシナリオ「請求情報の一括登録」を開発しており、WinActorのサンプルシナリオ紹介ページにて、2020年上半期中の公開を予定している。このシナリオでは、WinActorが、帳票データが記載されたCSVファイルを基幹システムから読み込み、データを加工したうえで、楽楽明細に帳票データの登録を行ってくれるとのことだ。