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NTT-ATとCData、WinActorによるシステム間連携支援ツール「WinActor Data Driver」のSAP S/4HANA向けを提供

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)とCData Software Japan合同会社(以下、CData)は8日、NTT-ATのRPAソリューション「WinActor」の利用企業に向け、高度なWinActorシナリオを提供する「WinActorシナリオセンタ」のラインアップを拡充すると発表した。担当者に高度な知識がなくても、WinActorによるAPI連携を可能とする「WinActor Data Driver」において、SAP S/4HANAとのシステム・データ連携を実現する「WinActor Data Driver for SAP ERP」を新たに提供開始する。

 NTT-ATとCDataでは2022年8月より協業を開始しており、その中で、WinActorを活用し、担当者に高度な知識がなくてもシステム間のデータ連携・変換・活用を可能とするWinActor Data Driverを提供している。

 そのラインアップとして、SAPソリューションとの連携を可能にする「WinActor Data Driver for SAP NetWeaver Gateway」を提供しているが、これは、クラウドERPソリューションであるSAP S/4HANA Cloudとの連携を実現するもの。この提供開始後、SAP S/4HANAについても既存システム等との連携をより迅速にスムーズに実現したいといった要望を多数受けたことから、今回、オンプレミスでSAP S/4HANAを利用している場合に利用可能な、WinActor Data Driver for SAP ERPを製品化したという。

 WinActor Data Driver for SAP ERPを利用すると、高度な知識不要で連携対象サービスへのAPI連携を簡単に行えるほか、APIの仕様変更発生時にも都度の対応が不要になるため、WinActorシナリオの安定的な運用が可能になるといったWinActor Data Driverのメリットを、SAP S/4HANAについても得られるようになるとのことだ。