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TOPPANデジタル、 製造DX「NAVINECTクラウド 帳票管理」に生成AIを活用したナレッジ分類・検索機能を追加
2026年2月6日 16:21
TOPPANデジタル株式会社は5日、製造DX支援ソリューション「NAVINECT」で提供している「NAVINECTクラウド帳票管理」サービスの新機能として、製造現場における技能伝承の支援を実現する生成AIを活用した「類似検索機能」を追加したと発表した。
NAVINECTクラウド帳票管理は、製造現場で利用される帳票をペーパーレス化し、オンラインでの承認や回覧を可能にするサービス。
新たに追加した類似検索機能は、AI-OCRの活用により、サービスで取り込んだ膨大な図面や手書き日報の文字・文脈を理解して自動で分類・構造化するとともに、これらのデータを自然な話し言葉による問い合わせを可能にする。
帳票管理サービスにアップロードした作業日報や報告書などのデータは、生成AIの活用により瞬時に整理され、貴重なナレッジとして活用できる状態になる。整理されたデータは、特別な検索コマンドや専門用語を必要とせず「装置連携に関する過去事例は?」など、自然な話し言葉での問い合わせから、生成AIが文脈をくみ取り最適な回答を特定する。
これにより、担当者はデータの格納場所を意識することなく、必要な情報を瞬時に特定でき、各種データの検索にかかる時間を短縮する。類似検索機能は、設備保全や異常報告への迅速な対応、顧客クレームの統合管理、標準書や手順書の効率的な検索を網羅的に支援。これにより、これまで埋もれていた現場のノウハウや知見を最大限に引き出し、技能伝承の効率化と製造DXの推進に貢献する。
また、手書き帳票や外部システムなどの情報の分類・構造化により、類似検索の精度向上を実現している。作業日報などのファイルを帳票管理サービスへアップロードするだけで、設計したルールに基づいてAI-OCRによりファイル内の必要情報を抽出し、その結果を基に、あらかじめ設計したルールに基づいて意味のまとまりや属性ごとの整理・タグ付けによる構造化を行う。これにより、データを活用可能な状態とし、これまで人手で行っていた入力や分類・仕分け作業を大幅に削減するとともに、類似検索の精度を向上する。
製造現場が長年培ってきた知見やノウハウなどを、次世代の若手作業者へ継承していく課題に対し、類似検索機能によりベテランと同様の知見に即座にアクセスできる環境を構築することで、属人化の解消や人手不足、人材育成に貢献するとしている。
類似検索機能の参考価格は月額5万円(税別)から。機能はオプションとしての提供となり、別途初期費用や環境費用(オンプレミス稼働:150万円から、AWSなどのクラウド稼働:月額30万円から)が必要となる。
TOPPANデジタルは、NAVINECTを、製造業を中心にさまざまな企業に提供し、2026年度中に120社への導入を目指す。
