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NTT-ATとラクス、WinActorと楽楽明細を連携させるサンプルシナリオを提供

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)と株式会社ラクスは24日、4月1日にNTT-ATなどが新設した「WinActorシナリオセンタ」から、NTT-ATのRPAツール「WinActor」とラクスのWeb帳票発行システム「楽楽明細」を連携するサンプルシナリオを提供開始したと発表した。

 NTT-ATでは、自社の基幹システムと楽楽明細とをWinActorによって連携させ、請求書発行業務の効率化を実現しているほか、その知見を生かした成果を両製品のユーザー向けに提供すべく、ラクスとの協業を行ってきた。

 一方で同社は、自社のデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みで培った知見を生かし、DX支援ソリューションビジネスの強化・拡大を図るため、協力各社とともに、ユーザー企業へ高度なWinActorシナリオを提供する「WinActorシナリオセンタ」を新設している。

 今回作成した、請求情報の連携を可能とするサンプルシナリオは、両社の協業活動のさらなる一歩として、「WinActorシナリオセンタ」より提供する初のサンプルシナリオになるという。

 このサンプルシナリオは、楽楽明細へ請求情報の一括登録を実現するもので、具体的には、WinActorが、帳票データが記載されたCSVファイルを基幹システムから読み込み、データを加工したうえで、楽楽明細へ帳票データの登録を行うとのこと。

 これを活用することで楽楽明細のユーザーは、基幹システムから請求データ・顧客情報を取得してから、データを加工し楽楽明細にデータ登録を行うまでのプロセスを、WinActorによって自動化できる。

 自動化のパターンとしては、「Webブラウザ上の楽楽明細画面の操作を自動化し、楽楽明細へ帳票データを登録」「楽楽明細のWeb API連係機能を利用して帳票データを登録」のいずれかになる。どちらのパターンでも、人手を介さずに業務プロセスを完了できるため、内部統制の強化や帳票発行業務のさらなる効率化を図れるとのことだ。