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NTT-AT、RPAツール「WinActor」とServiceNowを連携させるアプリをServiceNow Storeで提供

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は31日、クラウド型デジタルワークフロー「ServiceNow」を自社導入するとともに、テクノロジーパートナー契約を締結し、「ServiceNow Store日本版」より、自社のRPAツール「WinActor」とServiceNowの連携アプリケーションを提供開始したと発表した。

 NTT-ATは、WinActorを活用して基幹システムと他サブシステムとのシステム間連携、また既存システムからのデータ移行を6カ月で実施し、基幹システムのクラウド化(SAP S/4 HANA Cloud Multi-tenant-edition、以下:SAP S/4 HANA Cloud)を実現した。またWinActorにより、SAP S/4 HANA Cloudとさまざまなクラウドシステムを迅速に連携して、社内の各種業務の効率化を図っている。

 今回はさらにServiceNowを導入し、WinActorシナリオセンタが開発したWinActor高度化シナリオを用いてSAP S/4 HANA Cloudと連携することで、社内のサービスオーダー業務のさらなる効率化を実現したとのこと。

 あわせて、この取り組みで得た知見を生かし、ServiceNowのISVパートナーなどが開発したアプリケーションを提供する「ServiceNow Store日本版」にて、WinActorとServiceNowの連携アプリケーションを提供することにより、顧客企業のDX推進を支援するとしている。

 今回提供するアプリは、ServiceNowからWinActorのシナリオを実行できる「WinActor Spoke for ServiceNow」。加えて、WinActorのシナリオの実行結果や出力情報、エラー情報をServiceNowで取得・表示する機能も備えている。なお、Spokeは、機能ごとにActionとしてアプリケーション開発を行っているため、Flow、Subflow等の中で、その企業の要件にあわせた、自由度の高い連携を構築可能になるとのことだ。

 NTT-ATでは、これにより、今までアドオン開発によって導入までの時間とコストがかかっていたServiceNowと他システムの連携が、より短期間、ローコストで実現できるとアピールしている。