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NTT-AT、SAP S/4HANA CloudやServiceNowとのシステム/データ連携を実現する「WinActor Data Driver」を提供

ツール提供と体制強化によりDX支援コンサルティングを拡充

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は15日、DX(デジタルトランスフォーメーション)支援コンサルティングサービスを強化すると発表した。その一環として、利用企業の社内業務最適化推進・支援の体制強化を図るとともに、「WinActorシナリオセンタ」のラインアップを拡充し、SAP S/4HANA Cloud、ServiceNowとのシステム/データ連携を実現する「WinActor Data Driver」の提供を開始している。

 NTT-ATでは、ペーパーレス・場所に依存しない働き方・IT環境整備・クラウドサービス活用や、自社のRPAソフトウェア「WinActor」の動作環境管理・シナリオ運用の再構築(運用管理設計、既存環境からの切り替え)など、DX推進に取り組む過程で、ツールの使い方や環境の変化に適応したコンサルティングサービスを提供している。

 今回は同サービスを提供する中で顧客企業から寄せられた「より迅速・確実に、DX推進で最適化した社内業務環境を導入・運用したい」という要望を実現するため、企業の社内業務最適化を推進・支援する体制を強化した。

 また、DX支援コンサルティングを実施する中で「SAP S/4HANA Cloud、ServiceNow等のSaaSや既存システムとの接続・データ連携をより簡単にできないか?」との要望を多数受けたため、より迅速にDX推進環境を導入できるよう、利用企業に高度なWinActorシナリオを提供する「WinActorシナリオセンタ」のラインアップとして、WinActor Data Driverの提供を開始している。

 このWinActor Data Driverは、利用者に高度な知識がなくても、データ連携・変換・活用を可能とするもので、今回はSAP S/4HANA Cloud向けの「WinActor Data Driver for SAP NetWeaver Gateway」と、ServiceNow向けの「WinActor Data Driver for ServiceNow」を用意した。

 これらを利用すると、SAP S/4HANA Cloud、ServiceNowへのAPI連携を簡単に実現でき、取得したデータはWinActorで利用しやすいCSV形式に自動変換される。またSQL生成ツールにより、UI上でSQLを簡単に作成可能な点も特徴とのこと。なお、SAP S/4HANA Cloud、ServiceNowのAPI仕様変更にも自動対応するとしている。