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ランキングで振り返る、エンタープライズ/クラウド業界動向(5~8月)

 1位はスマホパケットの増大にも対応するIPSの記事。ビッグデータは「分析」領域だけでなく、セキュリティなど他の分野にも新しい対応を迫っている。2位に入ったのは、バッファローがエンタープライズNAS市場に参入するという記事。コンシューマとは全く異なるニーズが存在するエンタープライズ市場でバッファローがどのような策を展開するのか、今後も目が離せない。

 各ベンダーでクラウドの活用が進む中、ネオジャパンによるAWSのインフラ活用を報じる記事が6位にランクインした。ネオジャパンでは自社でのクラウドサービス提供も行っているが、コストメリットのあるAWSの活用を望む声も強いのだろう。こうした動きは、ほかのベンダーでもたびたび見られていた。

 1位はVDIの短期導入に関する記事。それ以外ではファーストサーバのデータ消失事故が鮮烈に思い出される。脆弱性とオペレーションミスが重なった事故だが、その原因を聞くだけで胃が痛くなった運用経験者も多いのではないだろうか。

 また、ARMコア採用の手のひらサーバー「OpenBlocks Aシリーズ」の記事が9位にランクイン。スマートデバイスで活用が進むARMコアだが、こうしたマイクロサーバーでも採用が広がっており、さらに今後はデータセンター向けのサーバーにも適用分野を広げようとしているということで、いっそう注目を集めていくことだろう。

 Windows Server 2012のエディション構成を報じる記事が今月のトップ。仮想環境にフォーカスし、ライセンスを単純化したことが好意的に受け止められていた。Hyper-Vについても大幅な強化が行われており、大きな注目を集めている。

 2位には、SDNの雄として注目されていたNiciraが、VMwareによって買収されたことを報じる記事がランクインした。今年のホットワードでもあったSDNだが、すでにさまざまな大手企業で導入されつつあったNiciraはその中でも注目が高かっただけに、業界には激震が走った。

 1位はNASA探査機にDellの技術が活用されたという記事。火星に無事着陸した探査機は果たしてどのような成果を地球にもたらしてくれるだろうか。

 10位に入ったAWSのクラウドストレージ「Amazon Glacier」は、アーカイブ用途でのクラウドストレージ活用の上でネックとされていた、価格面を大きく改善。Amazon S3との連携機能も後に発表されるなど、使いやすさの面でも向上が図られており、今後活用が進んできそうなサービスといえるだろう。

(編集部)