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シャープ、議事録作成支援製品「eAssistant Minutes」で録音データから議事録を作成可能に
2025年8月22日 09:00
シャープ株式会社は、独自のエッジAI技術「CE-LLM」を活用した議事録作成支援ソリューション「eAssistant Minutes」において、録音データから議事録を作成できる新機能を追加したアップデート版を、8月29日より提供開始すると発表した。
「eAssistant Minutes」は、エッジAI技術「CE-LLM」により、外部ネットワークに接続することなく議事録の作成が可能なソリューション。会議での会話を即座に文字起こしするほか、一定量ごとに要約を生成することもできる。最大の特徴は、「文字起こし」から「話者分離」、「要約生成」までのすべてを、本体に搭載しているエッジAIで処理する点で、ネットワークを介した情報漏えいのリスクを低減できるとした。
今回のアップデート版では、録音済みのデータから議事録を作成できる機能を新たに搭載した。外出先での打ち合わせや過去の会議などの録音データを本体に取り込むことで、簡単に議事録を作成できる。なお、1時間の録音データであれば、文字起こしから要約までを約10分で完了。音声ファイルだけでなく動画ファイルにも対応し、回数やデータ量の制限なく利用できるとしている。
また、発話後に文字起こし結果が表示されるまでの時間が約半分に短縮されるとともに、音声認識の精度も向上しており、小さな声での短い返答など、従来はノイズと認識されていた部分の取りこぼしが減少しているという。
さらに、生成AIモデルの性能向上により、要約の正確性と表現力も向上し、会議の流れや発言の中での重要なポイントを、より正確に要約可能になったとのこと。
対応するファイル形式は、動画ファイルがWMV/AVI/MP4/M4V、音声ファイルがWAV/MP3/WMA/M4A/AACである。