米Oracle、“地球上で最も包括的な”クラウドサービスを発表~PaaSやビジネスアプリを提供へ


 米Oracleは6日(米国時間)、クラウドサービス「Oracle Cloud」を発表した。「Platform Services」「Application Services」「Social Services」の各サービスにより、「地球上で最も包括的なクラウド」(同社のラリー・エリソンCEO)を提供するという。

 このうち「Platform Services」は、インフラとミドルウェアの部分をOracleが提供するPaaS型サービス。Oracle Databaseを利用したデータの管理とデータベースアプリケーション構築や、Oracle WebLogicを用いたJavaアプリケーションの開発・展開・管理、PHP/Ruby/Pythonを使ったWebアプリケーションの開発などを行えるという。また、HTML5によるモバイルアプリケーション開発にも対応する。

 2つ目の「Application Services」は、ERP、人事管理、タレント管理、営業支援などのビジネスアプリケーションを提供するもの。BIやモバイル機能についても提供され、ユーザーは容易にセットアップ、設定、拡張、使用、および管理を行えるとした。

 最後の「Social Services」では、エンタープライズ向けのソーシャルプラットフォームを提供し、社内向けSNS機能などを用意するほか、ソーシャルネットワークや企業内のデータソースからデータを集約し、ビジネスアプリケーションにフィードバックする機能も搭載した。また、マーケティング担当者向けのキャンペーン機能、顧客分析機能なども提供される。

 なお、Oracleのクラウドサービスとしては「Oracle Public Cloud」が2011年11月に発表されていたが、このサービスの名称が変更されたものと見られる。

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