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リコーPFUコンピューティング、作業検査カメラ「RICOH SC-20」向けに複数カメラが利用できるオプション機能を発売

 リコーPFUコンピューティング株式会社は21日、製造業の手作業組み立て工程でのヒューマンエラーの防止や作業の効率化を図る作業検査カメラ「RICOH SC-20」向けのオプション機能「Additional Camera Option」を発売した。オプションでUSBカメラを接続することにより、複数の視点で自動検査が可能になる。

 RICOH SC-20は、組み立て工程や目視検査工程などの人が介在する作業で発生するヒューマンエラーを防止するために、リコーのものづくりの経験とコンピューター・光学技術を組み合わせて誕生した作業検査カメラ。部品の欠品や組み立てミスなどを防止し、製品品質と製造現場の生産性向上に貢献する。

 今回、新たに発売するオプション機能は、SC-20本体カメラの1視点では対応が難しかった、大型対象物や立体物の側面、高低差のある箇所についても、最大2台のUSBカメラを接続することで、3つの視点からのマルチアングル検査が可能となるもの。確認したい箇所に高低差がある場合や、非常に細かい検査対象がある場合でも、柔軟なカメラレイアウトで検査できる。

 シンプルなハードウェア構成のみで、検査対象が大幅に拡大されるとともに、検査の効率化による工数削減を実現できる。フルHD以上の画素数を持つUVC対応のUSBカメラに対応し、特別なハードウェアの追加は不要で、オプションのライセンスを購入・アクティベート(有効化)することで利用できる。

 リコーPFUコンピューティングでは、Additional Camera Optionは、多くの顧客から寄せられていた要望に応えるもので、既にSC-20を使用している顧客に加え、製造業の生産技術・品質保証・品質管理に携わる幅広い顧客への新規導入も期待され、ものづくり現場における品質と生産性のさらなる向上に貢献するとしている。