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三菱電機、複数の専門家AIエージェントとの対話を通じて価値創出を図るサービスを開発
共創空間「Serendie Street Yokohama」での運用を開始
2025年8月22日 11:58
三菱電機株式会社は20日、複数の専門家AIエージェントとの対話を可能とする「対話型マルチAIエージェントサービス」のプロトタイプを開発し、自社の共創空間「Serendie Street Yokohama(セレンディストリート横浜)」での運用を開始したと発表した。
「対話型マルチAIエージェントサービス」は、さまざまなビジネスシーンにおいて、専門家AIエージェントチームを瞬時に組成し、複数の専門家AIエージェントとの対話を通じて課題解決や事業創出を加速させるサービス。
利用者は、「電力事業領域エージェント」「FA事業領域エージェント」など、ライブラリに登録された具体的な役割を持つ複数の専門家AIエージェントから最適なチームを組成することにより、異なる事業領域の専門知識が必要とされる共創活動を、多角的な示唆を得ながら行えるようになるという。
これにより、事業領域や専門分野の垣根を越えた連携における、時間や人財などのリソース面の課題を解消可能。また利用者は、必要に応じて社内外の多様な知見を専門家AIエージェントとして登録できるため、現実的には難しいと想定される組み合わせのチームも組成可能になる。こうした、既存の枠を越えたアイデア創出により、顧客やパートナーとの共創による価値創出を加速させるとのこと。
同社は今後、「対話型マルチAIエージェントサービス」を、事業領域を横断した社内のナレッジ共有やソリューション創出のツールとして活用するとともに、顧客やパートナーとの共創活動におけるアイデア創出の起点としても利用すし、新たな価値を創出して社会課題の解決を目指すとしている。