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アライドテレシス、アクセスポイント一体型ルーターや屋外向けアクセスポイントなど、Wi-Fi6対応製品を拡充
2023年9月5日 14:04
アライドテレシス株式会社は5日、Wi-Fi 6（IEEE 802.11ax）対応無線LANアクセスポイントとVPNルーターの両機能を搭載した「AT-TQ6702 GEN2-R」、およびWi-Fi 6対応の屋外無線LANアクセスポイント「AT-TQ6702e GEN2」を販売開始すると発表した。加えて、Wi-Fi 6対応アクセスポイント4製品と、ネットワーク統合管理ソリューション「AT-Vista ManagerEX」のファームウェアバージョンアップも実施している。
新製品のうちAT-TQ6702 GEN2-Rは、アクセスポイントとセキュアVPNルーター「ARシリーズ」の機能を搭載した新シリーズ「AT-TQRシリーズ」の第1弾製品。アクセスポイントとルーターの機能を兼ね備えているため、AT-TQ6702 GEN2-Rを1台導入するだけで無線LAN環境を導入できる点が特徴で、複数の機器の設置・設定が不要となることから、構築・運用のための工数も抑えられるという。
ルーターやスイッチなどのネットワーク接続機器を「一元化」「簡素化」「自律化」し、管理・運用を支援する「AMF Plus（Allied Telesis Management Framework Plus）」に対応。管理対象となる「AMF Plusメンバー」の機能を備えており、ネットワークに接続するだけで設定を自動的に行ってくれるゼロタッチコンフィグレーションや、障害からの迅速な復旧を実現するオートリカバリーなどにより、運用・管理コストのいっそうの削減を支援するとした。
無線LANは、2.4GHz帯がIEEE 802.11b/g/n/axに対応し、4×4 MU-MIMOをサポート。5GHz帯がIEEE 802.11a/n/ac/axに対応し、8×8 MU-MIMOをサポートする。最大速度は、2.4GHz帯が1147Mbps、5GHz帯が4803Mbpsで、2.4GHz帯と5GHz帯の同時利用も可能。有線LANは2.5G/5G BASE-Tや1000BASE-T/100BASE-TXに対応したポートを2基搭載し、PoE＋受電にも対応する。
またルーター機能では、ステートフルパケットインスペクション型ファイアウォールや、IPv4 over IPv6、IPsec VPN（AES）を利用可能だ。
価格は15万2900円（税込）で、9月6日の出荷開始を予定する。
一方のAT-TQ6702e GEN2は、Wi-Fi 6対応の屋外用無線LANアクセスポイント。2.4GHz帯と5GHz帯の同時利用が可能で、8×8ストリーム対応のため、最大4.8Gbpsの高速通信を行えるという。また保護等級IP66／IP67などの規格に適合し、動作時温度がマイナス40～65℃をサポートしているので、厳しい環境下での利用も可能とした。
アライドテレシスでは、大学のキャンパスや自治体の避難施設などの屋外スペースに加えて、工場などの高温となる場所での利用に適していると説明。さらに、建物間や拠点間の利用にも対応していることから、病院やホテルの建物間における、患者や宿泊客などの情報共有や、事務所から倉庫の在庫管理、工場の温度・湿度の調整といった用途など、さまざまなシーンで活用可能とアピールしている
無線LANは、2.4GHz帯がIEEE 802.11b/g/n/axに対応し、4×4 MU-MIMOをサポート。5GHz帯がIEEE 802.11a/n/ac/axに対応し、8×8 MU-MIMOをサポートする。最大速度は、2.4GHz帯が1147Mbps、5GHz帯が4803Mbpsで、前述のように2.4GHz帯と5GHz帯の同時利用も可能だ。有線LANは2.5G/5G BASE-Tや1000BASE-T/100BASE-TXに対応したポートを2基搭載し、PoE＋受電にも対応する。
価格は38万2800円（税込）で、出荷開始は9月6日の予定。
また、ファームウェアのバージョンアップ（TQシリーズファームウェアVer.8.0.3-0.1、AT-Vista Manager EX Ver.3.10.4）では、Wi-Fi 6対応アクセスポイント「AT-TQ6602 GEN2」「AT-TQ6702 GEN2」が、アクセスポイントの増設や無線LANエリアの拡大をスマートに実現するソリューション「AWC-SC（AWC-Smart Connect）」に対応。
またTQシリーズファームウェアVer.8.0.3-0.1では、Wi-Fi 6対応アクセスポイント「AT-TQm6602 GEN2」「AT-TQm6702 GEN2」の2製品が、クラスター技術である「AWC-SCL（スマートクラスター）」に対応した。同機能では、無線LANコントローラを設置せずに、1グループにつき最大10台までのアクセスポイントを管理可能となるほか、電源を入れるだけで周囲のアクセスポイントを自動検出し、自律的に設定を同期することができる。このため、2.4GHzと5GHzのどちらのラジオでもシングルチャンネルモードでの無線LANを構築でき、ローミングレスの安定通信を実現するとのこと。