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アライドテレシスがWi-Fi 6アクセスポイント「AT-TQ6602」を強化、より大規模・高速な通信環境に対応

 アライドテレシス株式会社は21日、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応無線LANアクセスポイント「AT-TQ6602」のファームウェア新版「Ver.7.0.1-1.1」を提供開始し、機能強化を行ったと発表した。

 AT-TQ6602は、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応し、2.4GHz/5GHz帯の2ラジオを同時使用可能なアクセスポイント。従来のIEEE 802.11acモデルと比べて高速な通心に対応するのみならず、上下双方向のMU-MIMOに対応するため、アップロードとダウンロードの両方向において、複数端末同時通信による低遅延環境を提供できるという。

AT-TQ6602

 今回の機能強化では、1台のAT-TQ6602に接続できる最大端末数が、従来の200端末から320端末へと拡大されたほか、複数の通信チャンネルをまとめ、1つの通信として使用することで高速通信を可能にするチャンネルボンディング機能を強化した。5GHz帯では従来、80MHzのチャンネルボンディングに対応していたが、新たに80+80MHzのチャンネルボンディングを利用可能にし、最大4.8Gbpsの高速通信を実現する。なお80+80MHz使用時は、IEEE 802.11ac/axともに2チャンネルを利用可能だ。

 また、ネットワーク管理ソリューション「AMF(Autonomous Management Framework)」のアプリケーションプロキシーに対応し、ホワイトリスト/ブラックリストの制御が可能となった。マルウェアに感染した端末の通信を自動的に遮断してネットワークから隔離し、被害の拡散防止を自動的に行えるので、これまでよりもさらにセキュリティを強化できる。なお、同機能を利用するためには、「AMF-SECurity」をVer.2.3.0以降にアップデートしておく必要があるとのこと。