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アライドテレシス、無線LANルーターで端末のネットワークアクセス可否を制御可能に

AT-Vista Manager EXによるネットワーク資産管理機能も強化

 アライドテレシス株式会社は17日、自社のネットワーク機器用OS「AlliedWare Plus」、および、ネットワーク統合管理ソフトウェア「AT-Vista Manager EX」のファームウェアをバージョンアップし、自律型ネットワーク統合管理ソリューション「AMF Plus」の機能拡張を実施すると発表した。

 今回のAlliedWare Plus Ver.5.5.4-0.4へのファームウェアバージョンアップでは、無線LANルーター「AT-TQ6702 GEN2-R」がAMF Plusの「IES(Intelligent Edge Security)機能」に対応した。AT-TQ6702 GEN2-Rにつながった端末を検出し、これらに対して、管理者がネットワークへのアクセス可否を制御可能になったため、無線端末を含めたネットワークエッジのセキュリティが強化されるという。

AT-TQ6702 GEN2-R

 またAT-Vista Manager EX Ver.3.12.1では、接続された端末を検出・可視化する「DAM(Dynamic Asset Management)機能」とIES機能が拡張され、ネットワーク資産の管理とセキュリティ対策がしやすくなるとした。

 DAM機能では、従来、接続されている端末情報をDAMリストにタイムリーに表示し、切断されるとデバイス情報もリストから削除される仕様だったが、今回のバージョンアップにより、切断後にも端末情報の表示を維持できるようになった。有効化・無効化の選択により、端末情報の表示・非表示を決められるため、資産管理の利用用途に応じて利用できるとのこと。

 一方、IES機能により、事前にACLやVLANの属性を設定しておくことで、ネットワークへの端末認証が実施されると同時に、デバイスのACL設定と特定のVLANへの振り分けを動的に行えるようになったとしている。