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アライドテレシス、Wi-Fi 6E/Wi-Fi 6対応アクセスポイントのファームウェアを更新
AT-TQ6403 GEN2がAWC-CBに対応、AT-TQ6702e GEN2ではWDS接続時の台数を拡大
2025年1月8日 11:00
アライドテレシス株式会社は7日、Wi-Fi 6E対応無線LANアクセスポイント「AT-TQ7403」、およびWi-Fi 6対応無線LANアクセスポイント7製品のファームウェアをバージョンアップしたと発表した。これらの新ファームウェアのダウンロードサービスを、同日より開始している。
今回のバージョンアップでは、8製品において、「WPA3エンタープライズ・セキュリティモード」を選択する際に、暗号化スイートのオプションとして、高速処理が可能なGCMP(AES)のほかに、接続端末と高い互換性を持つCCMP(AES)の利用が可能になる。これにより、多様なデバイスが接続されているネットワークにおいて、接続端末の性能や用途に応じて最適な暗号方式を選択できるようになった。
対象製品は、AT-TQ7403と、AT-TQ6403 GEN2、AT-TQm6403 GEN2、AT-TQ6702e GEN2、AT-TQ6702 GEN2、AT-TQm6702 GEN2、AT-TQ6602 GEN2、AT-TQm6602 GEN2である。
またAT-TQ6403 GEN2では、独自のシングルチャンネル方式無線LANソリューション「AWC-CB(AWC-Channel Blanket)」に対応する。この機能を利用すると、ローミング時の通信切断やスティッキー問題を解決し、端末を移動しながら利用しても高速かつ安定した通信を実現するとのこと。
AT-TQ6702e GEN2では、無線LANアクセスポイント間を接続することによって、離れた場所での無線LAN環境を構築するWDS(Wireless Distribution System)機能を強化。1台のAT-TQ6702e GEN2に対して、AT-TQ6702e GEN2を10台まで接続できるようになった。
このほか、8ストリームモードに対応していたAT-TQ6702 GEN2とAT-TQm6702 GEN2では、5GHz帯で4ストリームモードを選択可能とした。4ストリームモードを選択すると、8ストリームモードの時と比べてPoE給電時の消費電力が減るため、その分、PoEスイッチで給電可能となる製品の最大許容台数が増やせるとのことだ。