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ネオジャパン、ChatGPTと連携したグループウェア「desknet's NEO V8.0」を提供開始

ChatGPTをチャットボットとして追加したビジネスチャット「ChatLuck V6.0」も

 株式会社ネオジャパンは28日、グループウェア「desknet's NEO」とビジネスチャット「ChatLuck」において、OpenAIの生成AIである「ChatGPT」と連携した新版「desknet's NEO V8.0」と、「ChatLuck V6.0」を提供開始すると発表した。

 desknet's NEO V8.0では、基本画面の右端にChatGPTを呼び出すタブを常設し、ここからチャット形式で、いつでも気軽にChatGPTへの質問や依頼を行えるようにした。入力・回答内容はdesknet's NEO上にのみ保存され、外部に記録・学習・再利用されることはないため、安心して利用できるという。

 また、生成AIの利用ルールなどを利用者に周知するためのガイダンス表示や、特定の組織・グループのみ利用を許可する使用範囲の制限、利用者による会話内容の一括ダウンロードなど、社内にChatGPTを展開する際の“不安”を払拭する、さまざまな管理機能も搭載されている。

 一方のChatLuck V6.0では、ChatGPTをチャットボットとして追加。ChatGPTをあたかも“1人の社員”であるかのように、コミュニケーションの輪に加えられるようになった。利用者は、自身のコンタクトにChatGPTを追加して1:1で会話が行えるほか、ルームにChatGPTを加え、参加メンバーとの間で1:複数人でのグループチャットを行うこともできる。チームの会話にChatGPTが加わることで、新しい活用方法を生み出せるとのことだ。こちらについても、ChatGPTボットとの会話内容が外部に記録・学習・再利用されることはないとしている。

 なお今回のChatGPT連携機能は、OpenAIが提供するChatGPTのほか、日本マイクロソフトが提供するAzure OpenAIサービスでも利用でき、モデルはGPT-3.5(4K/16K)またはGPT-4(8K/32K)から任意に選択を行える。

 また、desknet's NEO/ChatLuckをオンプレミス導入し、利用者の端末からのインターネット接続を制限している環境でも、この新機能は利用できる。desknet's NEOの場合はプロキシサーバー経由、ChatLuckの場合はプロキシサーバーまたはChatLuck中継サーバーを経由して利用するとのこと。

 これらの機能は、desknet's NEO/ChatLuckの標準機能として搭載され、すでに利用中の企業や自治体は、追加料金なく利用可能だ。ただし同機能の利用には、別途、OpenAIまたは日本マイクロソフトから取得できる「OpenAI APIキー」が必要になる。