ニュース

ネオジャパン、「desknet's NEO クラウド版」をISMAP準拠の専用環境で提供するオプション

 株式会社ネオジャパンは20日、グループウェア「desknet's NEO」のクラウド版を「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)」に基づいた専用クラウド基盤にて提供する「政府セキュリティ評価対応オプション」の一般販売を開始したと発表した。なお同社では、2026年中のISMAPクラウドサービスリストへの登録完了を目指しいるとのことだ。

 desknet's NEOは、組織の情報共有とコミュニケーションの改善、業務効率化に役立つさまざまなアプリケーションを標準搭載したグループウェア。ラインアップとしてはクラウド版、パッケージ版の双方が提供されており、働き方改革・テレワーク・DX推進などを目的に、中小・大企業から自治体・官公庁まで、幅広い業種・規模の組織や団体に活用されているという。

 またそのオプション製品として、紙・メール・Excel主体で行われている各種業務をノーコード・ノンプログラミングでWebシステム化できる業務アプリ作成ツール「AppSuite」も提供されている。

 今回はこのdesknet's NEOとAppSuiteのクラウド版を、ISMAPに基づいた専用クラウド基盤で利用可能にするオプション「政府セキュリティ評価対応オプション」の一般販売を開始した。このオプションをdesknet's NEOのライトプランまたはスタンダードプランに追加することで、ISMAPの管理策に相当するセキュリティ要件でdesknet's NEOを利用できるようになるとのこと。

 「政府セキュリティ評価対応オプション」によって提供されるクラウド環境は、契約ごとに完全分離された環境で提供され、通常のクラウド基盤とも完全に分離されている点が特徴。また、サーバーのボリュームからバックアップまで、同オプションで利用されるすべてのデータは暗号化(AES-256)により保護されているとした。

 バックアップに関しては、ユーザー環境ごとに3世代まで管理されており、個別の復元にも対応。BCP対策として、国内の遠隔地に設置されたデータセンターにバックアップを取得しているので、大規模災害などでメインセンターの継続利用が困難となった場合にも、遠隔地のデータセンターでサービスを復旧できるという。

 さらに、契約ごとに個別のファイアウォール(IDS/IPS)とWAFを標準提供しており、アプリケーション環境を保護するとしている。