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ネオジャパンがグループウェア「desknet's NEO 9.0」発表、大容量ファイルの安全な送受信を支援する新機能を搭載
2025年3月6日 12:08
株式会社ネオジャパンは6日、グループウェア「desknet's NEO」の新版として、大容量ファイルの送信機能などを搭載した「同 9.0」を提供開始すると発表した。
desknet's NEOは、組織の情報共有とコミュニケーションの改善、業務効率化に役立つさまざまなアプリケーションを標準搭載したグループウェア。ラインアップとしてはクラウド版、パッケージ版の双方が提供されており、働き方改革・テレワーク・DX推進などを目的に、中小・大企業から自治体・官公庁まで、幅広い業種・規模の組織や団体に活用されているという。
今回の新版では、まず、新たに提供されるクラウドストレージ「desknet'sドライブ」を介してファイルを送信できる機能「ファイル転送」を搭載した。これは、メールでZIP暗号化したファイルを送信するとともに、後から解凍用パスワードを別メールで送信する、いわゆる“PPAP”対策を実現する機能で、1ファイルあたり5GBまでの大きさに対応している。
送信者がファイルをメール添付して送信すると、送信したファイルが「desknet'sドライブ」上に自動アップロードされ、受信者にはダウンロードURLが記載されたメールが送付される仕組み。受信者はダウンロードURLを開き、送信者が設定したパスワードで認証を行うことで、ファイルをダウンロードできるという。
また、送信者によるファイルダウンロード状況の確認や、送信後のダウンロード中止、管理者による送信状況およびダウンロード状況の監査など、さまざまなセキュリティ機能も搭載されているほか、Microsoft 365やGoogle Workspaceのメールサーバーとも連携可能だ。「desknet'sドライブ」の基盤としては、Wasabi Technologies Japan合同会社のクラウドストレージサービス「Wasabi Hot Cloud Storage」を採用している。
なお今回は、desknet's NEOのクラウド版を利用しているすべてのユーザーを対象に、契約ユーザー数×1GBのドライブ容量を追加費用なしで提供。パッケージ版のユーザー向けには、5月以降にオプションライセンスを提供するとしている。
このほかの機能についても改善・強化が行われており、例えば「文書管理」では、文書フォルダを削除する際に表示される確認メッセージ上に、削除確認のチェックを追加できるように機能を改善。「電子会議室」では、会議室の各トピックにアクセスするための短縮URLを発行できるようになったとのこと。