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ネオジャパンのグループウェア「desknet's NEO V7.1」、業務アプリ作成ツール「AppSuite」にプラグイン機能を追加

手書きやリアクションボタンなどの入力部品を提供

 株式会社ネオジャパンは28日、グループウェア「desknet's NEO」において、新版「同 バージョン7.1」を提供開始すると発表した。オプションとして提供しているノーコード業務アプリ作成ツール「AppSuite」で、プラグインによる機能拡張を可能にするなどの機能強化が行われている。

 「desknet's NEO」は、組織の情報共有とコミュニケーションの改善、業務効率化に役立つ27のアプリケーションを標準搭載したグループウェア。働き方改革・テレワーク・DX推進などを目的に、中小・大企業から自治体・官公庁まで、幅広い業種・規模の組織や団体に活用されているという。

 またそのオプション機能として、企業の現場で行われている業務処理をWebシステム化できるようにするAppSuiteを提供している。このAppSuiteでは、さまざまな業務・業種で利用できるアプリがテンプレートとしてあらかじめ用意されており、企業は必要に応じて、それらのテンプレートをそのまま利用したり、自社にあわせてカスタマイズしたりできるほか、自社にあわせたアプリを一から構築することも可能となっている。

 今回はそのAppSuiteにおいて、機能を拡張するための部品(プラグイン)を利用できるようにした。ネオジャパンでは、実験的な機能やニッチな機能などをプラグインとして提供し、ユーザーの多種多様なニーズに素早く対応するとしており、最初のプラグインとしては、現場で撮影した写真への指示書きやサインに使える「手書き部品」、いいね・確認済みなどのリアクションを残せる「リアクションボタン部品」、登録データについてメンバーと議論が行える「コメント部品」の3つが用意された。

 このほか、AppSuiteの機能強化によって、複数の入力部品の値を組み合わせた入力チェックに対応しており、例えば、「選択肢で『その他』が選択されたらテキスト入力を必須にする」などの制御を行える。加えて自動計算部品では、再計算処理を時間指定で自動実行できるようにした。これにより、負荷の高い集計処理を夜間にまとめて処理する、といった運用が可能になっている。

 またAppSuite以外の機能では、「スケジュール」において予定の開始日を変更した際に、予定の終了日を自動調整するようにしたほか、「設備予約」では、会議室などの詳細画面で、設備の利用マニュアルへのリンクやWeb会議のアドレスなどを表示できるようにするなど、さまざまな機能強化が行われているとのこと。

予定の終了日を自動調整
設備の説明内にリンクを追加

 なおdesknet's NEOは、クラウド版とオンプレミス向けのパッケージ版の両形態で提供されており、価格(税込)は、クラウド版が1ユーザーあたり月額440円。パッケージ版は、中小規模向けのスモールライセンスが100ユーザーで41万5800円、大規模向けのエンタープライズライセンスが300ユーザーで165万円、などとなっている。

 オプション機能のAppSuiteは別ライセンスで、クラウド版は1ユーザーあたり月額352円。パッケージ版は、中小規模向けのスモールライセンスが100ユーザーで33万2200円、大規模向けのエンタープライズライセンスが300ユーザーで132万円。