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ネオジャパンのビジネスチャット「ChatLuck 6.5」、会話ログのアーカイブなどの新機能を提供

画像を用いたChatGPTへの質問・命令も可能に

 株式会社ネオジャパンは20日、ビジネスチャット「ChatLuck(チャットラック)」において、新版「同 バージョン6.5」を提供開始すると発表した。自治体・官公庁ユーザーに向けた会話ログのアーカイブや、画像を用いたChatGPTへの質問・命令などの新機能を追加しているとのこと。

 ChatLuckは、PCやスマートフォン、タブレットといったさまざまな端末を用いて、個人間やチーム、社内外のコミュニケーションを効率化するビジネスチャットシステム。一般にビジネスチャットはクラウドサービスとして提供されることが多いが、ChatLuckはクラウド版、オンプレミス版の双方が提供されている点が特徴で、一般企業はもちろんのこと、高い機密性が求められる自治体や医療・介護団体など、さまざまな企業・団体で使用されているという。

 今回の新版では、こうした自治体・官公庁ユーザーに向けた機能強化を行った。政府のガイドラインでは、行政の意思決定過程の検証に必要な文書は「原則1年以上」保存すると規定されており、これに該当するチャット上のやりとりも保存することが義務付けられている。これを受けて、指定した期間に行われた会話ログ(メッセージ、添付ファイルおよびリアクション)を、ルーム管理者が一括エクスポートできる機能を追加した。チャット上で行われた重要なやりとりをアーカイブして保存できるようになるほか、バックアップにも役立つとのことだ。

 また、ルーム管理者がルーム内だけで使用できるリアクションを登録できるようになったほか、作成したリッチテキスト・テキストスニペットについて、作成者以外のユーザーにも編集を許可できるような改善が行われた。後者では、1つの文書を複数人で編集できるようになるので、議事録や進捗共有などに利用できるとしている。

 このほかChatGPTについても強化が行われており、ChatGPTのモデル「GPT-4 Turbo」「GPT-4o」「GPT-4o mini」を選択可能にするとともに、GPT-4利用時に、画像を使った質問・命令を行えるようになった。ChatGPTボットに送信した画像ファイルにコメントすることで、その画像についての質問・命令を実施できるとのこと。