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キヤノンITS、クラウドネイティブな次世代EDIサービス「EDI-Master Cloud」を提供

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は4日、マイクロサービスアーキテクチャを採用したクラウドネイティブなEDIサービス「EDI-Master Cloud」を、11月下旬から提供すると発表した。

 EDI-Master Cloudは、マイクロサービスアーキテクチャや、オートスケーリング、コンテナ技術など、クラウドに最適な技術の活用により、高い可用性や耐障害性、スケーラビリティを備えた、クラウドネイティブなEDIサービス。

 通信・変換・運用などのEDIとしての機能要件をクラウドネイティブな環境で実現することに加え、システム間連携機能、EDI業務運用サービスも提供。基盤からアプリケーション、EDI業務運用までワンストップで提供するとともに、OpenAPIを活用したさまざまなシステムとのデータ連携を実現することで、顧客の業務効率化を図る。

EDI-Master Cloudの概要図

 70以上のOpenAPI(Web API)により、さまざまな製品/サービスとのクラウド連携を実現する。また、EDI標準テンプレートやERPアダプタを備え、取引先ごとのデータ形式変換・マッピング作業の負担を軽減する。

 関連サービスとして、EDIデータの送達確認や再送操作、接続先との疎通テストなど、導入企業が行うEDI業務運用を代行するサービスもラインアップする。

 EDI-Master Cloudの価格は、基本利用料が月額15万円(税別)。EDI業務運用サービスは別途見積もり。

 キヤノンITSでは、EDI-Masterシリーズを中核とするEDIソリューション事業で、2025年までに年間売上高35億円を目指す。また、今後、EDI-Master CloudのEDI標準テンプレートやERPアダプタの拡充、外部システムとのデータ連携、EDI業務運用サービスの拡充など、EDI隣接領域を含めたソリューションを展開し、EDI業務の効率化を支援していくとしている。