ニュース

Colt、大西洋横断ケーブルを含む新たな米国の大容量ネットワークを拡張

 英Colt Technology Services(以下、Colt)は現地時間12日、米国東海岸から欧州を結ぶ新たな大容量ネットワークルートを発表した。世界で最も通信量が多いデータ経路において、AIによるトラフィックが急増する中、今回の拡張は米国東海岸、および同地域と欧州を結ぶ経路において、企業や組織が求める安全性、大容量、低遅延のルート選択肢を広げるとしている。

 今回の拡張には、米国バージニアビーチとスペインのビルバオを結ぶ大西洋横断約6600kmの「Marea」海底ケーブルシステムと、大西洋岸の主要ケーブル陸揚げ局間を結ぶ新たな広帯域ファイバールート、ニューヨークとバージニア州アッシュバーン間、さらにはアッシュバーンとバージニアビーチ間を結ぶ新たなバックボーンネットワークが含まれる。アッシュバーンはワシントン首都圏の中心に位置し、世界最大級のデータセンター集積地「Data Center Alley」として知られている。

 大手クラウドおよびコンテンツプロバイダーは、今回のColtの新インフラにより早期に恩恵を受けると説明している。主要ルートでは、これらプロバイダーのトラフィックが国際帯域使用量の80%以上を占め、2020年以降需要が増え続け、世界の使用帯域が3倍に増加する中、Coltのインフラ拡張は主要データセンターを接続し、これらの企業が将来のネットワーク要求に対しても迅速に容量と復元性を確保し、そのエンドユーザーに卓越したデジタル体験を提供することに集中できる環境を提供するとしている。

 また、今回の拡張により、Coltの顧客企業やパートナー企業は、多様な大容量の大西洋横断ルーティングオプションによってより高い復元性とバックアップが提供されるとともに、米国—欧州間のColtインフラを通じた新たな100G/400G波長オプションによるエンドツーエンド接続を通じて、ネットワーク容量の急増が見込まれるビジネスに対応できるとしている。

 今回の拡張により、Coltは米国内で東海岸にある4つの接続済みケーブル陸揚げ局から、10の大西洋横断海底ケーブルシステムにオンネットでアクセスが可能となる。これらは、Coltが保有する40カ国以上に展開するインテリジェントネットワーク、1100以上の接続データセンター、3万2000の商用ビル、275以上のクラウドPoP(Points of Presence)に接続される。

 Coltは、今回のルート拡張はColtのデジタルインフラ拡張戦略における重要なフェーズであり、自社を欧州最大のB2Bファイバー事業者から、世界有数の規模を誇る通信事業者、そして米国市場の主要プレイヤーへと進化させると説明する。