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キヤノンITS、「EDI-Master」シリーズのメール送受信機能でOAuth 2.0認証に対応

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は9日、EDI製品「EDI-Master」シリーズにおいて、メール送受信機能でOAuth 2.0認証に順次対応すると発表した。

 Microsoft Exchange OnlineやGoogle Workspaceでは、よりセキュアな認証を行うため、ユーザー認証方式において基本認証からOAuth 2.0へ切り替えることを発表している。この切り替えに伴い、SMTP/POP3での基本認証を用いたメール送受信が行えなくなることから、EDI-Masterシリーズでは、これらのメールサービスを利用してメールの送受信を行う際、OAuth 2.0を利用できるように対応を進めている。

 EDI-Masterシリーズのうち、マルチプロトコルEDIソフトウェア「EDI-Master B2B Standard」と、医薬品安全性報告EDIソフトウェア「EDI-Master B2B for Medical」は、メールEDIおよびメール通知の機能においてOAuth 2.0に対応した。また、クライアント・サーバー型スケジューラー「EDI-Master JS Enterprise」は、2023年3月に対応を予定する。

 キヤノンITSでは、EDI-Masterシリーズのメール送受信機能を、Microsoft Exchange OnlineやGoogle Workspaceを用いて利用する場合には、OAuth 2.0への切り替えが行われるまでに対応バージョンへ移行することを推奨している。