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OSKが統合業務パッケージ「SMILE V」強化、基幹業務の各種マスターデータとドキュメント管理フォルダをリンク可能に

 株式会社OSKは20日、統合業務パッケージ「SMILE V」の新版を5月24日に発売すると発表した。

 SMILE Vは、業務スタッフの作業を効率化する基幹系システムと、部門を越えて情報共有・コミュニケーションを促進する情報系システムを、同一基盤・同様の操作性で提供する統合業務パッケージ。

 今回の新版では、販売管理、人事給与管理、会計管理といった基幹業務で使用する各種マスターデータに、ドキュメント管理フォルダをリンクする機能を実装した。例えば、人事給与管理製品の「SMILE V 人事給与」で管理する社員マスターデータに、社員の入社時に取得した書類や、免許や資格証などの画像をひも付け、まとめて管理できるようにしている。

 これにより、人事情報をメンテナンスする業務の流れから、そのまま社員に関連するあらゆるドキュメントファイルを閲覧できるほか、ドキュメント管理製品「SMILE V ドキュメント管理」が提供するファイル登録機能を活用して、後からでも簡単に関連ファイルを追加可能になったとのこと。

 こうして、多岐にわたる基幹業務を起点に、ドキュメント管理で一元管理された関連情報を効率的に入手可能にすることで、紙の情報管理とは一線を画す業務の効率化、業務フローの変革を実現するとアピールしている。

 また、ワークフローと基幹業務の連携機能も強化された。会計管理との連携では、申請書の明細入力内容に応じて承認ルートが自動で選択されるといった、経費精算業務の統制機能の強化を実現。一方、人事給与管理との連携では、人事諸届フォームを3点追加し、中でも社員情報の登録申請に対応することで、人事担当者の負担を軽減するとした。

 さらにはセキュリティ対策として、各種操作ログを適切に保持する機能や、販売管理の煩雑な請求業務の手間を削減する機能も搭載している。

 なお今後は、2023年10月に導入される適格請求書等保存方式への対応を予定するなど、法改正対応も順次行う予定。

 SMILE Vはモジュールごとの導入が可能になっており、価格例(税別)は、情報系システムの基準情報が10万円から、販売モジュールが50万円から、会計モジュールと給与モジュールが各25万円から、人事モジュールが40万円から、などとなっている。