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OSKの統合型グループウェア「eValue V」、電子帳簿保存法に沿ったシステム運用を支援する新版を提供
2021年11月17日 09:30
株式会社OSKは、統合型グループウェア「eValue V」において、電子帳簿保存法に沿った柔軟なシステム運用を支援する新版を、11月18日に販売開始すると発表した。
eValue Vは、予定を共有し日々の活動のパフォーマンスを向上する「スケジューラ」、円滑な情報流通を実現する「コミュニケーション」、社内情報資産の一元管理を促進する「ドキュメント管理」、内部統制基盤を確立する「ワークフロー」といった4つの主要機能(モジュール)と、さまざまなオプション機能で構成された統合型グループウェア。
同製品では、これまでも電子帳簿保存法の改正を考慮した製品強化をしており、スキャナ保存ソフトウェアとしてのJIIMA認証を取得したほか、電子契約サービスとの連携による電子契約書の保管など、電子取引データ保存を意識したアドオン製品もリリースしてきた。
今回提供する「eValue V ドキュメント管理」の新版では、2022年1月施行の改正電子帳簿保存法への対応を進めている。具体的には、証憑登録後に他者がチェックしてから手動でタイムスタンプを付与する運用、タイムスタンプを自動付与する運用、訂正削除履歴管理でタイムスタンプに代える運用を、企業の業務フローに合わせて柔軟に選択できるようにする。
さらに会計ソフトウェア「SMILE V 会計」との連携においても、1つの仕訳伝票に複数の証憑をひも付けて管理した際に、それぞれの証憑文書を検索できるようにするなど、仕訳伝票内の取引明細と証憑文書のひも付け設定の柔軟性・視認性を向上する強化を行っている。
加えて、システム間連携も強化した。「eValue V コミュニケーション」では、電話応対管理システム「SMILE V CTI」と連携することにより、CTIで応対履歴入力を行うと同時に社内メッセージを送信可能にしており、スムーズな作業アサイン・業務連絡を実現できる。
また「eValue V ワークフロー」では、申請データを出力する際、複数項目を組み合わせたり任意の文字列を追加したりできるように改善され、他システムで取り込みやすくなった。
このほか、同一基盤で動作するSMILE Vシリーズの簡易業務アプリケーション開発ツール「SMILE V CRM QuickCreator」が強化され、ユーザーが独自に作った顧客管理アプリケーションなどが、スマートフォン等のモバイル端末からでも利用可能になった。これにより、作成したオリジナル業務アプリケーションを、事務所でも外出先でも気軽に活用できるとしている。
eValue Vの価格(税別)は、オンプレミス版の場合、基準情報が5万5000円から、ワークフローモジュールが60万5000円から、ドキュメント管理モジュールが27万5000円から、スケジューラモジュールが16万5000円から、コミュニケーションモジュールが16万5000円から。