Sansan、紙の名刺作成と申請を手軽に行えるサービス「Sansan名刺メーカー」

　Sansan株式会社は10日、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」のオプションとして、名刺作成サービス「Sansan名刺メーカー」を5月末より提供開始すると発表した。Sansan上で、紙の名刺の作成と注文申請を可能にするという。

　Sansan名刺メーカーは、Sansan上で名刺の作成や発注申請を行える名刺作成サービス。Sansanのサービス画面上から名刺を作成できるほか、作成された名刺データを基にして、Sansan上で紙の名刺の発注申請までを行えるようになっている。

　名刺がユーザーから発注申請された際には、企業の名刺発注の担当者に通知が飛び、担当者が内容に不備がないかを確認して承認すると、紙の名刺が印刷され、その企業のもとに届く仕組み。多くの場合、名刺の発注は企業の総務部門が担当しており、その業務は紙に依存しているが、そうした一連の作業・申請・管理といった業務を効率化することで、総務部門の業務のデジタル化を支援するとした。

　また、画面やCSVを用いて名刺を一括作成することも可能。データとして作成された名刺は、Sansanのオンライン名刺としても利用でき、オンライン会議上やメールの署名などで交換を行えるとのこと。

　なおSansanでは、Sansan名刺メーカーとオンライン名刺を活用することによって、名刺をオンラインのものと紙のもの、どちらも利活用可能になり、その結果、より効果的にビジネス情報の交換を行えるとアピールしている。

　Sansan名刺メーカーの料金は、Sansanの1ユーザーIDあたり年間1500円。1ユーザーIDあたり年間1箱分（100枚）の名刺発注が無料付帯される。また、Sansanの利用料金は別途必要。