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Sansan、名刺作成サービス「Sansan名刺メーカー」を単独サービスとして提供
Google Workspaceにて紙の名刺を作成・発注可能に
2021年11月26日 12:05
Sansan株式会社は26日、名刺の作成から発注までをワンストップで提供する「Sansan名刺メーカー」を、単独サービスとして提供すると発表した。従来は法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」のオプション機能という位置付けだったが、今後はSansanを契約していない場合でもSansan名刺メーカーを利用可能になる。あわせて今回は、Sansan名刺メーカーがGoogle Cloudの統合型ワークスペース「Google Workspace」に対応することも発表された。
Sansan名刺メーカーは、オンラインで名刺の作成や発注申請を行える名刺作成サービス。従来はSansanのサービス画面上にて名刺を作成し、その名刺データを基にして、Sansan上で紙の名刺の発注申請までを行えるようになっていた。
今回、このSansan名刺メーカーを単独サービスとして提供開始するにあたり、企業が導入しているビジネスツール上で利用できるようにするため、国内でも数多くの企業で導入されているGoogle Workspaceに対応。利用者はGoogle Workspace上にて、名刺の作成から発注までをワンストップで行えるようになった。
総務部門など、名刺の手配・管理を行っていた部署が、Google Workspace上で「名刺情報」「レイアウト」「デザイン」を登録して名刺を作成し、従業員に支給することが可能。複数のテンプレートの登録や、写真や資格マークなどの画像アップロードも行えるため、自社で必要な名刺を簡単に作成できる。
加えて、従業員の名刺情報もGoogle Workspace上に集約できるので、支給した名刺情報の変更や管理も容易になるほか、社員からの発注申請の受け取りから実際の発注手続きまでをオンライン上で可能になることから、名刺に関連した一連の業務を効率化するとしている。
一方で、名刺を支給された従業員は、名刺情報をそれぞれのGmail画面上で確認でき、紙の名刺が必要になった場合は、Gmailの画面上から発注枚数と発送先を選択するだけの操作で名刺の発注を行える。作成された名刺は、必要な分だけ紙の名刺として発注できるほか、オンライン名刺としても活用可能なため、働き方に応じて2つの形式の名刺を使い分けられるとのこと。
Sansan名刺メーカーの料金は、1ユーザーIDあたり年間1500円(税込)。1ユーザーIDごとに年間1箱分(100枚)の名刺発注が無料付帯され、それ以上の追加発注は、発注数や用紙・加工などによって都度見積もりとなる。またGoogle Workspaceで利用するには、別途、Google Workspaceの契約が必要となる。