経済産業省、名刺作成サービス「Sansan名刺メーカー」を大阪・関西万博デザインの名刺作成に活用

　Sansan株式会社は19日、経済産業省が、名刺作成サービス「Sansan名刺メーカー」を導入したと発表した。経済産業省は同サービスを活用し、2025年に大阪で開催が予定されている2025年日本国際博覧会（以下、大阪・関西万博）に向けた名刺を作成するという。

　経済産業省では、2025年に開催される大阪・関西万博に向け準備を進めているが、同万博のPR活動とブランディング等、機運醸成の取り組みの一環として、大阪・関西万博デザインの名刺の活用を目指しており、その中で、効率良く名刺を作成して省内職員に支給できるサービスの導入を検討していたという。

　そうした中で今回は、Sansan名刺メーカーが選定され、導入の運びとなった。同サービスでは、管理者が任意のデザインの名刺を作成し職員にオンライン上で一括支給できるほか、職員自身が発注申請をしたり、所属や肩書の変更の際に更新申請をしたりできる点が評価されたとのこと。加えて、経済産業省は2020年から営業DXサービス「Sansan」を導入しており、使い慣れたSansan上から各種申請が可能になることも、導入の後押しになったとしている。

　同省ではSansan名刺メーカーの採用により、名刺作成業務をオンライン上に集約可能になっており、管理者は、大阪・関西万博デザインの名刺をオンライン上で一括して作成し、職員5500名に支給できるようになる。またオンライン上で管理していることから、デザイン変更も容易で、追加コストもかからないとした。

　一方、職員も使い慣れているSansan上で名刺の発注や更新の申請が可能。必要な際に必要な分だけ名刺が発注でき、所属や肩書が変わった際にも、申請によって職員自身が新しい名刺情報に更新できる。さらには、名刺の発注や更新の際にSansanにアクセスするため、Sansanを利用した人脈共有や情報収集の機会増加も期待されるとのことだ。

　経済産業省では、Sansanを導入して人脈を共有・見える化する環境を整えた結果、業務の生産性やパフォーマンス向上などの効果を得られていることから、Sansan名刺メーカーの導入をきっかけに、さらなるSansanの利用浸透を図る考えである。