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NTTデータ先端技術が統合運用管理ソフト「Hinemos ver.7.0」提供開始、サブスクリプションサービスも刷新

 NTTデータ先端技術株式会社は1日、統合運用管理ソフトウェア「Hinemos」の新版「同 ver.7.0」を提供開始すると発表した。運用の自動化や全体最適、運用集約、コスト削減などに寄与する新機能が提供される。また今回は同時に、Hinemos最新版の活用を推進するサービス「Hinemosサブスクリプション」も刷新されている。

 Hinemosは、「収集・蓄積」「見える化・分析」「自動化」など、統合運用管理に必要な機能をワンパッケージで提供する統合運用管理ソフト。運用管理に必要な機能を統合しているため、運用管理業務の遂行に必要な機能間のシームレスな連携を実現するほか、製品の導入・維持管理が容易になっており、運用のトータルコストを削減できるという。また、基本機能はオープンソースで提供されている点も特徴だ。

 新たなアプリケーション監視を実現するSDML(Software Defined Monitoring and Logging)、RPA導入環境の運用コストを低減するRPA管理といった機能を提供する。

 また、Hinemos ver.7.0のリリースとあわせて、ルールエンジンを活用してインテリジェントなアラートと自動化を実現する新製品「Hinemosメッセージフィルタ」も提供開始される。このHinemosメッセージフィルタを利用すると、管理対象システムから発生する大量のメッセージに対し、不要なメッセージの抑制と関連メッセージの集約を行えるため、本質的なイベントへのフィルタリングを可能にするとした。

 一方のHinemosサブスクリプションは、Hinemosを軸としたITシステムの安定運用の実現を強力にサポートする総合サービス。Hinemosの各種ソフトウェアコンポーネントをはじめ、アップデート、トレーニング、製品サポート、ノウハウなど、Hinemosを用いたITシステム運用に役立つサービスを、ワンストップで提供している。

 今回の刷新では、以前からの特長であるコストパフォーマンスの高さを確保したままメニューをシンプル化し、スモールスタートから運用の全体最適化まで、企業の利用環境に応じて柔軟に選択可能な3つのメニュー「Essential」「Standard」「Premium」を用意した。新たに提供されるHinemosメッセージフィルタは、このうちPremiumで利用できる。

 このほか、上記メニューに組み合わせて利用可能な追加メニューとして、冗長化によりHinemosの可用性を向上する「ミッションクリティカルオプション」を提供。さらに、Hinemos利用中の企業における他システムへのHinemos導入や、規模感のあるシステムに対するHinemosの複数導入といった、近年増加しているニーズに対応するため、「Hinemosサブスクリプション『add版』」をメニュー化した。複数のHinemosサブスクリプションを同一のアカウントで利用する場合、2ユニット目以降のHinemosサブスクリプションを割引価格で提供する。

 Hinemosサブスクリプションの価格(税別)は、Essentialが年額80万円、VMwareやクラウドの管理に対応したStandardが年額120万円、さらに、HinemosインシデントダッシュボードやHinemosメッセージフィルタなども利用可能な最上位のPremiumが年額180万円。Hinemosサブスクリプション「add版」は、各メニューから20万円引きとなる。またミッションクリティカルオプションは年額80万円で提供される。

Hinemosサブスクリプションのカスタマポータル画面