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NTTデータ先端技術、エンタープライズ環境でのHinemos利用を支援するサービス

必要なソフトウェアやトレーニング、サポートなどをまとめて提供

 NTTデータ先端技術株式会社は30日、オープンソースの統合運用管理ソフトウェア「Hinemos(ヒネモス)」のサブスクリプションモデルを、4月1日より販売開始すると発表した。用途別にエンタープライズ環境で利用するために必要なソフトウェア、修正パッチなどのアップデート、エンジニア育成のためのトレーニング、製品保守サポートの権利をまとめて提供する。

 Hinemosそのものはオープンソースソフトウェア(OSS)としてGitHubで公開されており、誰でも自由にダウンロードして利用できる。しかし、これをエンタープライズ環境で利用するためには、Hinemosの製品保守サポートや個別のオプション機能を、エンドユーザーまたはシステムインテグレータ(SIer)が個別に判断して導入する必要があった。

 しかし今回提供されるサブスクリプションモデルでは、エンタープライズ環境で利用するために必要となる、ソフトウェア、アップデート、トレーニング、サポートをまとめて利用する権利を提供するので、エンタープライズ環境へのHinemos導入が容易になるという。

 このうちソフトウェアとしては、Excelインポート/エクスポートやジョブマップ、ノードマップ、レポーティングといった機能を備えるエンタープライズ環境オプション、UNIXエージェント、コマンドラインツールやエクスポートスクリプトなどのユーティリティツールを提供する。加えて、クラウド環境・サーバー仮想化環境をHinemosでの運用をサポートする機能や、Hinemos ver.6.0より新規に提供開始となる、Windows環境で動作するHinemosマネージャーも入手可能になるとした。

 アップデートについては、メジャーバージョンアップを容易に行えるバージョンアップツール、マイナーバージョンアップが発表されるタイミングでの不具合修正(リリースノート)の詳細、マイナーバージョンアップ手順書を提供。累積パッチも入手可能になるとのこと。

 また、有償のHinemosトレーニングコースの受講チケットが付属するほか、サポート仕様や障害に関するサポートデスクへの問い合わせ、ナレッジベースへのアクセスが可能になる。

 価格は年間80万円(税別)から。NTTデータ先端技術では、年間500本の販売を目標としている。