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グレープシティ、リボンメニューに対応した業務アプリ開発用JavaScriptライブラリ「SpreadJS V14J」

入力用JavaScriptライブラリ「InputManJS V3J」も同時提供

 グレープシティ株式会社は27日、業務アプリケーション開発を支援するJavaScriptライブラリとして、「SpreadJS」の新版「同 V14J」と、「InputManJS」の新版「同 V3J」の2製品を同時リリースすると発表した。

 SpreadJSはMicrosoft ExcelライクなスプレッドシートをWeb上で実現するJavaScriptライブラリ。フィルタや表計算関数、条件付き書式など、さまざまなExcel互換機能を搭載したスプレッドシートをWebブラウザ上に描画し、エンドユーザーになじみのあるUIと操作性を提供する。

 新版のSpreadJS V14Jでは、リボンメニューを搭載可能にする「リボンコンテナ」を新たに追加した。リボンメニューにより、ExcelライクなUIと操作性を備えるアプリケーションをより簡単に実現できるようになる。また、このコンポーネントをカスタマイズし、開発要件にマッチした機能を実装することも可能。タブの追加や非表示、独自のボタン追加なども自由に行えるとのこと。

リボンコンテナ

 加えて、チャート機能では新たなグラフ種として「ファンネルチャート(じょうごグラフ)」を追加した。逆三角形を全データの総和に見立て、それを区切る線の高さによって各データ要素が全体に占める割合を示しことができる。このほか、チャートタイトルやラベルへの改行挿入、データ区切り文字の改善など、チャート機能全体を強化した。

ファンネルチャート(じょうごグラフ)

 SpreadJSのライセンスは、1ドメインもしくは1IPアドレスあたりの年間サブスクリプション方式で提供され、価格(税別、以下すべて同じ)は、開発ライセンスが初回・更新ともに15万円。配布ライセンスは初回60万円、更新15万円。テスト配布ライセンスは初回30万円、更新7万5000円。

 なお今回から、機能限定配布ライセンス、機能限定テスト配布ライセンスも新設された。リボンコンテナの配布を行えない代わりに割安な価格が設定されており、機能限定配布ライセンスは初回40万円、更新10万円。機能限定テスト配布ライセンスは初回20万円、更新5万円となっている。

 一方のInputManJSは、日本仕様にこだわって設計されたコントロールが搭載され、Webアプリケーションにおけるあらゆる入力シーンを強力に支援する入力用JavaScriptライブラリ。新版のInputManJS V3Jでは、クライアントサイドにおける「電卓」や「ソフトウェアキーボード」の表示、「ファンクションキー」の利用、「ショートカットキー」によるさまざまなアクションができるようになった。

電卓コントロール(GcCalculator)
ファンクションキーコントロール(GcFunctionKey)

 こちらも、ライセンスは1ドメインもしくは1IPアドレスあたりの年間サブスクリプション方式で、開発ライセンスが初回・更新ともに9万円、配布ライセンスは初回18万円、更新9万円。テスト配布ライセンスは初回9万円、更新4万5000円。

 グレープシティでは、この両製品を併用することで、スプレッドシート上のセルに日付時刻や数値、マスクなどを設定できるほか、ExcelライクなUIのデータ一覧や日本固有の機能を備える入力フィールド搭載のシステムも実現するとアピールしている。