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メシウスがJavaScriptライブラリ「InputManJS V6J」を提供、入力フォーム内の文書作成を支援するAI機能を搭載
2025年11月13日 10:00
メシウス株式会社は12日、業務アプリケーションの入力フォーム制作を支援するJavaScriptライブラリ「InputManJS(インプットマンJS)」の新版として、入力フォーム内の文書作成をAIが支援する新機能などを搭載した「InputManJS V6J」を11月26日より提供開始すると発表した。
InputManJSは、テキスト、マスク、日付時刻、数値、コンボ、リッチテキストエディタ、コメントコンポーネントなど、Webアプリケーションにおける入力シーンを支援するJavaScriptコントロールセット。エンドユーザーにとって快適で正確な操作を促す入力フォームを実現できるという。
AIとの連携による新機能
今回の新版では、入力フォームに文字装飾などを施せる「リッチテキストエディタ」や、複数行の文字列入力に対応した「複数行テキストコントロール」に、AIと連携して使用できる新機能を追加した。
文章の生成、校正、要約、翻訳、文章のトーンを目的に合わせて変更するなど、組み込みのアシスタント機能を追加する「AI文章作成アシスタントコンポーネント」を利用できる。これらの組み込み機能に加え、「文章から主要なキーワードを抽出」「任意の外国語に翻訳」など、独自に定義したカスタムAI動作を設定して利用することも可能だ。
また、入力された内容に応じたサジェストをツールチップとして表示する機能も利用できる。文章を途中まで入力し、チップを作成するショートカットキーを押下すると、AIが続きの文章候補を提案してくれるという。提案された内容は、ショートカットキーの押下やツールチップのクリック操作によって入力欄に適用可能だ。
なお、これらの機能を利用するためには、利用したいAIプラットフォームのAPIキーをあらかじめ設定しておく必要がある。
「ツアーコンポーネント」と「ステッパーコンポーネント」を追加
加えて今回は、ユーザーの入力ミスを防ぎ、わかりやすい入力操作を促すのに有効な機能も追加された。入力が必要な箇所のみを強調表示できるガイド機能「ツアー」では、対象部分を明るく際立たせ、それ以外の画面要素を暗くする表現が可能で、ユーザーが次に操作すべき箇所へと誘導を行える。また、「必須項目が入力されているか」「入力値が正しいか」といった検証も行い、不十分な場合にはエラー表示で注意を促せるとのこと。
進行状況を視覚的に示せる機能「ステッパー」では段階的な入力フォームにおいて、番号やアイコンとともに各ステップを順番に案内することができる。アイコンのデザインや文言は自由にカスタマイズ可能で、会員登録やアカウント作成、初期セットアップなど、複数の入力ステップが発生する幅広い用途で活用でき、UX(顧客体験)の向上やタスクの完了率の向上などが見込めるとした。


