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グレープシティ、ExcelライクなUIを実現するJavaScriptライブラリ「SpreadJS」新版をリリース

8種類のExcel互換チャート表示に対応

 グレープシティ株式会社は29日、ExcelライクなUIを実現するJavaScriptライブラリ「SpreadJS」の新バージョン「V11J」をリリースした。価格(税込み)は従来と同様で、初回費用は1開発ライセンスが16万2000円、1配布ライセンス(1ドメイン)が64万8000円。2年目以降の更新価格は両ライセンスとも16万2000円。

 SpreadJSは、ExcelライクなUIを実現する「Spread.Sheets」と、多彩なデータレイアウトを可能にする「Spread.Views」の2つのUIコントロールを収録したJavaScriptライブラリ。新バージョンでは、Spread.Sheetsライブラリについて新機能の追加を行っている。

 新機能としては、Excel互換の8種類のチャート表示(縦棒、横棒、折れ線、面、株式、散布図、円、複合)に対応。ウェブアプリ上で自由に移動やリサイズができるチャートを、スプレッドシート上に配置できる。サポートするチャートを含んだExcelファイルのインポート/エクスポートにも対応。チャートはコーディングのほか、Spread.Sheetsデザイナを利用して直感的に設計することもできる。

Excel互換の8種類のチャート表示に対応

 また、スプレッドシートのデフォルト機能として、コンテキストメニューを搭載。Excelと同様に、シート上での右クリック操作により組み込みのコンテキストメニューが表示され、コピーや切り取り、貼り付けといったメニューのほか、カスタマイズにより独自のメニューも追加できる。

 このほか、TEXTJOIN関数やIFS関数など、Excel 2013~2016で追加された数式62種を追加。セル罫線として斜線の表示を可能にするなどのセル機能の強化、条件フィルタの追加、セルの結合を容易に行える独自のドラッグマージ機能の追加などを行っている。

 開発環境についても強化し、これまでサポートしていたAngularに加え、ReavtとVue.jsも新たにサポート。また、Node.jsのパッケージ管理ツールnpmによる、Spread.Sheetsライブラリのインストールにも対応した。