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グレープシティのJavaScriptライブラリ「SpreadJS V15J」、印刷や検索・置換などのExcel互換機能を搭載

 グレープシティ株式会社は17日、業務アプリケーション開発を支援するJavaScript製品「SpreadJS」の新版「同 V15J」を、3月24日にリリースすると発表した。

 SpreadJSは、WebアプリケーションでExcelライクなUIを実現するJavaScript製品。Excelライクなスプレッドシートに加えて、リボンメニューや数式バー、ステータスバーを一括でWebアプリケーション上に実現できるコンポーネント「リボンコンテナ」と、Excelと同じような操作感で簡単にシートデザインを行えるアプリケーション「SpreadJSデザイナ」を搭載しており、ExcelのようなUIと機能性を持つ画面を容易に実現できるという。

 今回の新版では、リボンコンテナとSpreadJSデザイナにおいて、Excelと互換性のある機能を多数搭載した。

 まず、[Ctrl]+[F]のショートカットキーで「検索と置換」ダイアログを表示し、ワークシートやブック全体から、任意の文字列を探したり置換したりできるようになった。オプション機能により、検索場所や検索対象、「大小文字の区別」や「完全一致」など、より細かな絞り込み条件を指定することも可能となっている。

 また、ファイルメニュー、あるいはリボンメニューのページレイアウトタブから、印刷時の余白や用紙方向、用紙サイズ、印刷範囲、改ページなど、印刷の細かな設定を行えるようにした。

 さらに、専用のダイアログを用いて、カンマやタブ、スペースなどで区切られた文字列を分割し、個別のセルに表示するテキストデータの分割機能や、選択範囲内に重複したデータが見つかった場合に、自動的に削除できる機能も追加された。

 このほか、膨大なデータの集計・分析が可能な「ピボットテーブル」では、スライサー機能に対応。シート上のフィルタパネルを使って、ピボットテーブルデータの直感的な絞り込みを行えるとのこと。

 なお、ライセンスは1年定額制のサブスクリプション方式となり、初回費用は、1開発ライセンスが年額16万5000円(税込)、1配布ライセンス(1ドメイン)が年額66万円(税込)。2年目以降のリニューアル(更新)価格は、開発ライセンス・配布ライセンスとも年額16万5000円(税込)となっている。