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グレープシティのJavaScriptライブラリ「SpreadJS V13J」、セルに関する新機能が充実

デモアプリも使いやすく刷新

 グレープシティ株式会社は22日、ExcelライクなUIを実現するJavaScriptライブラリ「SpreadJS」において、新版「同 V13J」を、同日より提供開始すると発表した。価格(以下、すべて税別)は従来と同様で、初回費用は、開発ライセンスが1ライセンスあたり年額15万円、配布ライセンスが1ライセンスあたり年額60万円。2年目以降の更新価格は両ライセンスとも年額15万円となる。

 SpreadJSは、WebアプリケーションでExcelライクなUIを実現するJavaScript製品。フィルタや表計算関数、条件付き書式など、Excel互換機能を搭載したスプレッドシートをWebブラウザ上に描画し、エンドユーザーになじみのあるUIと操作性を提供するという。

 今回の新版では、1つのセルに複数の情報を表示する「テンプレート型セル」や、ラジオボタンリストやチェックボタンリスト、ボタンリストといったリストをセル内に表示できる「項目選択型セル」、セルボタンに関連付け、さまざまな機能を持ったオブジェクトをドロップダウンとして表示する「ドロップダウンオブジェクト」機能など、セルに関する新機能を数多く搭載。今まで以上にカスタマイズ性の高い、柔軟なシート設計に対応する。

 これら以外でも、ピクセル単位のスクロールやセルの自動マージ機能など、30を超える機能追加および強化を行っているとのことだ。

テンプレート型セルの例
項目選択型セルの例

 また、表をデータとして管理できる「テーブル機能」では、集計行の表示やコンテキストメニューからの行列挿入・削除ができるようになった。このほか「チャート機能」では、マーカーのカスタマイズと近似曲線の表示に対応。訴求力のあるデータ表示を実現できる。

テーブル行/列の追加と削除

 加えて今回は、SpreadJSのデモアプリケーションを便利に使いやすく刷新。各機能のデモページに搭載されたエディタが高機能になり、検索や各種定義へのジャンプといった本格的なコード編集機能を利用できるという。また、デモサイト上でSpreadJSの機能を確認しながらシート設計が可能な「オンラインデザイナ」も追加されている。

 ライセンス面では、JavaScript製品の新ライセンス「テスト配布ライセンス」が追加された。「テスト配布ライセンス」は、アプリケーションの本番環境と並行して運用するテスト環境への配布で利用可能なもので、動作検証環境やステージング環境に対するアプリケーション配布を安価に行える。

 初年度の費用が1ライセンスあたり年額30万円、2年目以降の更新費用が年額7万5000円となる。